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梨華との秘密
第7章 縄肌秘書
 朱里の抗議を無視して、俺は、女の肌に麻縄を亀甲に走らせた。


「綺麗だねぇ、、。試着室だって忘れそうだよ、くくくっ。」


 男の視線と息づかいを間近に感じながら、肌を締め付ける縄の感触とは別に、朱里の女の部分から熱いモノがあふれ出していた。


「じ、二郎さん、、あの、着るモノを、、。」


 彼女の瞳に悔しさと、淫らさとが混じり合い、妖しい炎が揺らめいていた。


「あぁ、忘れていたよ。さあ、こいつを身に付けるんだ。」


 彼女の美しい肉体に見惚れていた俺を、うながすように言った彼女の一言が、俺を我に返らせた。
 濃い紫のキャミソールを軽く羽織り、オレンジイエローのタイトミニを履き、オレンジイエローのダウンジャケットを羽織ると、全身に走る荒縄を隠した。


「綺麗だ、良く似合ってるよ。仕上げをしなきゃな。」


「えっ、仕上げって?」


 朱里が少し驚いたのか、聞いてきたが、


「うん、こいつや。ふふ、前は外じゃ絶対にしなかったやつさ。」


 そう言いながら、俺は冷たく光る金属の鎖を取り出し、朱里の目の前でブラブラさせた。


「そっ、それ、鎖。」


 朱里は、それだけ言うと、あとの言葉を飲み込み唇を噛んだ。


「ふふ、その通りだよ、朱里。変わりたいんだろう?断りたいなら、断れよ。だが、それだと今までと一緒だぞ。ふふふ。」


 断れよ、と言いながら俺は鎖を彼女の首輪に引っ掛けた。


「断ると、岡山のホテルまでは送っていただけるんですね?」


 あれ、やっぱりか?
 別れる前とおんなじやん。
 なんて、少し失望を感じたが、


「あぁ、岡山までは送ってあげる。じゃあ、断るんだ。外そうか?」


 鎖を外そうと手を伸ばすと、


「まって、外さないで。このままで、お願い。」


 えっ?
 信じられない!
 まさか、からかってる?
 彼女の言葉に、俺はとまどいながら聞いた。


「えっ?断らないんだ。ええやろ、ほんなら車に行こうか。」


 俺の言葉にうなずきながら、


「えぇ、断りませんよ。恥ずかしいですけど。行きましょ。」


 やりやがった。
 やっぱり、性格はSなんは変わらんなぁ。
 なんて思いながら、彼女の腰に手を回し、試着室を出て駐車場へ歩きだした。
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