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梨華との秘密
第9章 乱れ咲く縄華
 お互いを貪り合いながら、俺達はお互いが思っている以上に求めあっているのを感じていた。


「さあ、風呂にいくぞ。」


「はい、」


 と、小さく返事が聞こえた。
 浴室に入ると、三奈がシャワーを俺にかけてくれた。
 それが終わると、三奈がシャワーを浴び始めた。
 三十代半ばを過ぎた肉体とは思えない肌は、張りがあり緩みがなかった。
 シャワーの滴を弾く三奈の肌が、俺の情欲を刺激した。
 軽く腰に手を回し、三奈の吸い付くような肌に身体を密着させた。


「二郎さんたら、綺麗に流せないでしょ。」


 少し抗議するような彼女の声を無視するように、シャワーをとめ、それ以上の言葉を唇で封じた。
 熱くて柔らかい二つの膨らみが、三奈の鼓動を伝え、二人の鼓動が重なり一つに融け合った。
 求め会うように貪り合う唇を吸い合いながら、三奈を抱き上げ浴槽の中に身を沈めた。


「綺麗に流せてるよ、三奈。すまないな、俺は、こんな愛しかたしかできないんだ。お前をイタブリ、虐め、責める、それでしか、愛することを知らないし、満足できないんだ。幸のように愛するってことは、そういうことなんだよ。それでも、いいんだね、三奈。」


「はい、嬉しい、二郎さん。聞き分けのない奴隷ですけど、見捨てないで愛して下さい。お願いします。ただ、梨華のことだけが気になって、素直になれなくて、、。」


 彼女が憑き物が落ちたような顔で、俺を見つめていた。


「梨華のことは、仕方がないよ。三奈は母親なんだからね。」


 安心させるように言いながら、俺は三奈の身体から手を離し、ずっと硬く屹立し力を蓄え猛々しく爆発しそうな男根を、熱い蜜に満たされた蜜の壷の中に侵入させた。


「くっ、ふう、三奈。お前のアソコが締め付けてるぞ。欲しいんだ、ふふ。」


「い、言わない、でぇ、、いっ、、」


 三奈の唇から、羞恥と甘い吐息がこぼれた。
 腰を回転させるように動かしながら、三奈の唇を唇で塞いだ。
 舌と舌が触れ合い、求め合い、唾液をすすり合い、吸いあった。


「二郎さん、あたし、母親失格、ね、んん、男と、こんな、こと、ん、ぁ、あ、、」


「かもな、けど、それが、お前なんや、三奈。そんな、お前が大好きなんや、三奈。」


 そう言いながら俺は、三奈のツンと上向きの右の乳首を唇で挟み、歯で軽く噛んだ。
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