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第9章 乱れ咲く縄華

　男根を抽挿しながら、クリトリスを連続して弾いた。
　俺が腰を動かすたびにパンパン、ビチャッビチャッと肉体のぶつかる音と同時に、お湯がブツカリ弾ける音が浴室に響いた。
　三奈の恥態を観賞しながら、俺は彼女の限界が近いことが分かった。


「ふふふ、どうしたいんだい？ハッキリ言いなよ、三奈。」


　イタブルように言ったつもりだったが、既に昇り始めた三奈には聞こえなかった。


「ひゃぅ、ンン、、いっ、、ひぃ、、ぃぃ、ひっ、、ん、くっ、うぅ、、いぃ、、くぅ、、、ぅう、、」


　唇からは絶頂の声がこぽれ、蜜壷からは熱い淫汁が大量に溢れた。
　男根を抽挿を早くしたり、遅くしたりしながら、クリトリスから指を離し、乳房を両手で持ち上げるようにしながら、ユックリと乳房を揉みしだき、感触を楽しんでいた。


「三奈、聞こえないかな？そろそろ、俺の限界が来たみたいや。俺の全てを受け取りな、三奈。」


　そう、俺も爆発直前になっていた。
　すぐに俺の快感が、男根の根元から先端に走り始めた。
　熱いマグマが爆発するように、男根の全体が熱く膨らみ、全てを吐き出すように恐竜の口が白濁した液体が噴出した。


「んぐっ、あかん、出たっ、全部、出る！」


「ひっ、いっ、、くぅ、、いっ、ひいっ、、あっぁあ、、」


　俺の全てが三奈の中を満たし、三奈が全てを受け入れた。
　何度も爆発を繰り返しながら、俺は男根の抽挿の速度を落とした。
　喘ぎ続ける三奈を抱き締め、唇を重ねた。
　ケダモノが求めあうように、唇と肉体を貪りあった。


「まだ聞こえないかな？三奈？」


　唇を放し、まだ余韻の中にいる三奈を見ながら、俺は独り言のようにつぶやいていた。
　まだ、うわ言のように喘ぎ続ける三奈の身体を抱き締めながら、首筋から唇を這わせた。
　ゆっくりと炎を静めるように三奈の全身に、唇を這わせ背中から髪を撫でるように指先を這わせた。


「じ、二郎、さん？わたし、、」


　少し靄のかかったような瞳で、三奈がゆっくりと俺の身体に手を触れてきた。


「あぁ、戻ってきたんだね。ゆっくりしてな。きょうは、もうねるんだよ。続きはあしただ。」


「明日？えっ、あっ、、」


「ふふ、それも忘れてたんだ。よっぽどよかったんや。安心したわ。」


　三奈のぼんやりした瞳の靄が薄れはじめていた。