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梨華との秘密
第9章 乱れ咲く縄華
 美女二人に起こされながら、俺は結婚したらこんなんやぁ、何て甘い考えが浮かんだが、ホンとにあまかった。


「パパ、手を伸ばして、うん、これね。ママ、いいでしょ。」


 梨華のイタズラっぽい笑顔が、三奈の同意を求めていた。


「うふ、そうね、それでいいわ。二郎さん両手を上に上げて、そうそう。」


 艶やかな三奈の笑顔に蕩けそうになりながら、俺は、両手を万歳をする位置まで上げた。


「お二人さん、何をするか教えてくれないかな?それに裸の美女二人にうろうろされると、目のやり場に困るんだがな。」


「うふっ、美女だなんて、二郎さん嬉しい!でも、裸は私達があなたの奴隷だからよ。」


「そうよ、パパ。ママと私はパパの奴隷。いつもチェックをしてもらわなきゃならないから。それに、ご主人様のお世話をするのは奴隷の務めですもん。」


 意外な答に、俺は少しパニクっていた。


「あれま、朝から良いのかな?学校と仕事があるだろ?」


「うふっ、まだ大丈夫よ。それに、あなたと少しでも一緒にいたいの。あなたに触れて欲しいのよ。」


 三奈の濡れた瞳が、甘えるような視線を送って来ていた。
 参ったなと思ったが時計を見ると、まだ六時前だった。


「あらら、それでこの時間なんだ。困ったお嬢さんたちだな。ふふふっ、仕方ないな可愛がってやるよ。」


 そう言うと、右手に母親、左手に娘を抱き寄せた。
 二人の柔らかい肉体と甘い体臭が俺の鼻を刺激し、俺の脳髄を痺れさせた。


「パパだめよ。シャツが着られなくなるわ。」


 梨華の抗議の声にかぶせるように、


「二郎さん、先に着て欲しいのよ、梨華と二人で選んだんだから、それからよ。」


 三奈の冷静な声が、俺に有無をいわせなかった、


「仕方ないないねぇ、お嬢様がたのお気のままに!」


 二人の肌の感触の名残を惜しむように、ユックリと彼女たちからから手を離した。


「二郎さん、万歳をして、そうそう、梨華シャツお願い。」


「ハァイ、パパ、そのままじっとしてて、はいっ、いいでしょママ?」


 梨華が俺の両手にシャツを通し、一気に裾を引き下げた。


「わおっ、凄いな。」


「うふっ、梨華良いわよ。次は私ね。二郎さん、右足を少し上げてね。」


「ん?パンツかい?これで、いいかい?」


 少し俺は右足を上げた。
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