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梨華との秘密
第6章 支社長の女
まあ、慌てなくても支社年しか通用しないがな。
「美澤くん、支社長の異動の内示があったのは最近だからね。君が聞いてないのも無理ないよ。まっ、東京へついていくか、いかないか?彼氏と相談する時間はあるさ。」
「えっ!美澤さんの彼氏って支社長なの!あっ、わわ!」
朱里がビックリしたように聞いて、慌てて口を押さえた。
「うん、美澤くんの彼氏は支社長さ。」
「えっ!でも、田中支社長って結婚してるでしょ。」
どう答えるのが効果的かな?
くくくっ、バッサリ行くか。
「うん、結婚してるよ。つまり、美澤くんは愛人さ。田中支社長の噂は高原君も聞いたことがあるだろ?」
「えぇ、少しだけ。でも、まさか、ホントに!?」
驚いたように朱里が声をあげながら、俺に右目で軽くウィンクしてきた。
「あっ、あの、噂って?なんですか?」
かかったな。
焦ったように言う美澤恵理加を、どう料理しようか?
「あぁ、知らなかったのかね、美澤くん。あまり良い噂じゃないからねぇ。俺が本社にいた時に聞いた噂だがね。君の彼氏、女癖が悪いんだわ。前に副社長だったかの娘に、手を出して、ね。普通なら役員目前なんだけどねぇ。」
美澤恵理加の顔が赤くなり、青くなった。
「うそでしょ!彼は結婚の約束をしてるのよ。奥さんと別れて一緒になるって!あっ!」
言ってしまって、しまったと言う風に口を閉じたが、遅いわ!
「あらま、それ以上は言わない方が良いよ、美澤くん。うちの会社も社内恋愛は禁じてないけど、不倫は不味いよ。特に上司と部下のはな。まっ、高原君は口が固いから大丈夫だがね。」
なんて言ってると、倉敷市内への交差点が近づいていた。
「あらっ、もうすぐなのね。へぇ、意外に町ね。」
朱里が明るく言った。
「うん、まあまあだけどね。そうそう結婚式は、来月かな?祝電でも打とうかと思ってね。」
「えっ、祝電ですか?嬉しい!でも、結婚式には来てくださいね。招待客のリストに入れてありますから。」
思わぬ申し出に、
「えっ?招待状?まさか、ありがとう。でも、三人にしてくれるかな?俺も結婚するんでね。まだ発表してないけどね。」
今度は朱里の方が驚いていた。
「美澤くん、支社長の異動の内示があったのは最近だからね。君が聞いてないのも無理ないよ。まっ、東京へついていくか、いかないか?彼氏と相談する時間はあるさ。」
「えっ!美澤さんの彼氏って支社長なの!あっ、わわ!」
朱里がビックリしたように聞いて、慌てて口を押さえた。
「うん、美澤くんの彼氏は支社長さ。」
「えっ!でも、田中支社長って結婚してるでしょ。」
どう答えるのが効果的かな?
くくくっ、バッサリ行くか。
「うん、結婚してるよ。つまり、美澤くんは愛人さ。田中支社長の噂は高原君も聞いたことがあるだろ?」
「えぇ、少しだけ。でも、まさか、ホントに!?」
驚いたように朱里が声をあげながら、俺に右目で軽くウィンクしてきた。
「あっ、あの、噂って?なんですか?」
かかったな。
焦ったように言う美澤恵理加を、どう料理しようか?
「あぁ、知らなかったのかね、美澤くん。あまり良い噂じゃないからねぇ。俺が本社にいた時に聞いた噂だがね。君の彼氏、女癖が悪いんだわ。前に副社長だったかの娘に、手を出して、ね。普通なら役員目前なんだけどねぇ。」
美澤恵理加の顔が赤くなり、青くなった。
「うそでしょ!彼は結婚の約束をしてるのよ。奥さんと別れて一緒になるって!あっ!」
言ってしまって、しまったと言う風に口を閉じたが、遅いわ!
「あらま、それ以上は言わない方が良いよ、美澤くん。うちの会社も社内恋愛は禁じてないけど、不倫は不味いよ。特に上司と部下のはな。まっ、高原君は口が固いから大丈夫だがね。」
なんて言ってると、倉敷市内への交差点が近づいていた。
「あらっ、もうすぐなのね。へぇ、意外に町ね。」
朱里が明るく言った。
「うん、まあまあだけどね。そうそう結婚式は、来月かな?祝電でも打とうかと思ってね。」
「えっ、祝電ですか?嬉しい!でも、結婚式には来てくださいね。招待客のリストに入れてありますから。」
思わぬ申し出に、
「えっ?招待状?まさか、ありがとう。でも、三人にしてくれるかな?俺も結婚するんでね。まだ発表してないけどね。」
今度は朱里の方が驚いていた。