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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
このルームのあるじは寝袋にうずまってペタンと横になったままだ。
このミノムシは当分起きる気配もない。

壁の時計をみたら7時すぎみたいだ。
言っておくけど寝起きとはいえアタシは目も悪くないし、時計の針がちゃんと見えれば何時何分かくらいは言えるぞ。
壁時計の半分くらいはムダに背が高いゴムの木で隠されていて、はっきり見えないんだ!

手持ち無沙汰だからTVでニュースでも見ようかなと思ってもリモコンがどこにあるかわからない。
少しきょろきょろ見回したけどあきらめた。
だいたいTVの本体のすぐ前に花やサボテンの小鉢が並んでいて、このままつけても半分隠れてる映像クイズ状態で視聴しなきゃならんだろうから見る気が失せる!

そもそもマトモにTV使う気が無いとしか思えん。

Oの介の所に泊まると
アタシの行動パターンは、だいたいいつも決まってしまう……

仕方ないから布団を畳んで、植木鉢の間のけもの道を通って台所のほうに行く。
台所は玄関の近くだけどモミの木がバリケードみたいになってる。
そこを迂回してトイレのドアを開ける。

トイレはお風呂と一緒のユニットバスになってる。
なぜか、すのこが引いてあってそのまわりに玉砂利を敷き詰めてある。
シャンプーや化粧水の棚に、松の盆栽が置いてある。
びみょーに和風チックな演出が施されている!
そこで、リザーブさせてもらってる洗顔セット使ってぼけ~っと歯磨きやらを済ます。

トイレから出ても、まだミノムシはピクリとも動かない。
しょーがないから朝めしでも用意しようかなと、冷蔵庫を開ける。

料理用のワインと
料理用の日本酒と
焼酎と梅酒とワンカップが、常備されてる。

あとは瓶詰めの山菜とかメンマもある。

牛乳があったりなかったり。
野菜や果物もあったりなかったり。

それが、Oの介の冷蔵庫事情だよ。

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