この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
結局、何か言わなきゃと思って
とにかく返事した。

「いや、そんなことないッス……」

無意識に
喋り方が会社の部下モードになっちまっとる。

「あら、私の見当違いだったかしら」

「いや……」

「いい感じの人が出来たんでしょう?」

「……いや。サッパリッすよ」

返事してるうちに
なんか、やさぐれた気分になってきた。


アタシはエド相手に
舞い上がってただけじゃないか。

結局のところ
長続きするよーな関係ではなかったんだ。

げんに、今エドは
アタシに興味も関心も無いんだろう。


「自分、恋愛向きじゃないッスから」

「あら勿体無い」

A女史は、さらりと返してくる。

「あなたがその気なら……
いい婚活相談があるわよ」

「え……」

「成婚率96%らしいわよ。」

「はぁ……」

なんだ?結婚相談所のセールスか?

「結婚なんて言うと極端に思うかもしれないけど
あなたの性格かんがえたら、その位の気構えじゃないと、恋愛もうまくいかないでしょーね」

「……」

言い返せない……
確かにそりゃわかってる。
なんかそんな事を、ゆうべも考えてた気が、するぞ!

「ま 私の感覚では婚活なんて
家庭で縛られたい人のSMごっこにしか見えないですけどね」

「そ、そりゃ極論ッス……」

普通は、将来の生活とかあるだろぅ。
アタシだって漠然と、不安は感じるし。

お金持ちのお嬢なら自由恋愛だってできるだろーけど
結婚して家庭持つってのは、世間一般では
キレイ事ばかりじゃないよ。

そう反論したかったけど
そこまで能弁じゃないので、間に合わない!

「♪」

A女史は
ふいにアタシのほうを見て
にぱっと笑った。

/202ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ