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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
結局、何か言わなきゃと思って
とにかく返事した。
「いや、そんなことないッス……」
無意識に
喋り方が会社の部下モードになっちまっとる。
「あら、私の見当違いだったかしら」
「いや……」
「いい感じの人が出来たんでしょう?」
「……いや。サッパリッすよ」
返事してるうちに
なんか、やさぐれた気分になってきた。
アタシはエド相手に
舞い上がってただけじゃないか。
結局のところ
長続きするよーな関係ではなかったんだ。
げんに、今エドは
アタシに興味も関心も無いんだろう。
「自分、恋愛向きじゃないッスから」
「あら勿体無い」
A女史は、さらりと返してくる。
「あなたがその気なら……
いい婚活相談があるわよ」
「え……」
「成婚率96%らしいわよ。」
「はぁ……」
なんだ?結婚相談所のセールスか?
「結婚なんて言うと極端に思うかもしれないけど
あなたの性格かんがえたら、その位の気構えじゃないと、恋愛もうまくいかないでしょーね」
「……」
言い返せない……
確かにそりゃわかってる。
なんかそんな事を、ゆうべも考えてた気が、するぞ!
「ま 私の感覚では婚活なんて
家庭で縛られたい人のSMごっこにしか見えないですけどね」
「そ、そりゃ極論ッス……」
普通は、将来の生活とかあるだろぅ。
アタシだって漠然と、不安は感じるし。
お金持ちのお嬢なら自由恋愛だってできるだろーけど
結婚して家庭持つってのは、世間一般では
キレイ事ばかりじゃないよ。
そう反論したかったけど
そこまで能弁じゃないので、間に合わない!
「♪」
A女史は
ふいにアタシのほうを見て
にぱっと笑った。
とにかく返事した。
「いや、そんなことないッス……」
無意識に
喋り方が会社の部下モードになっちまっとる。
「あら、私の見当違いだったかしら」
「いや……」
「いい感じの人が出来たんでしょう?」
「……いや。サッパリッすよ」
返事してるうちに
なんか、やさぐれた気分になってきた。
アタシはエド相手に
舞い上がってただけじゃないか。
結局のところ
長続きするよーな関係ではなかったんだ。
げんに、今エドは
アタシに興味も関心も無いんだろう。
「自分、恋愛向きじゃないッスから」
「あら勿体無い」
A女史は、さらりと返してくる。
「あなたがその気なら……
いい婚活相談があるわよ」
「え……」
「成婚率96%らしいわよ。」
「はぁ……」
なんだ?結婚相談所のセールスか?
「結婚なんて言うと極端に思うかもしれないけど
あなたの性格かんがえたら、その位の気構えじゃないと、恋愛もうまくいかないでしょーね」
「……」
言い返せない……
確かにそりゃわかってる。
なんかそんな事を、ゆうべも考えてた気が、するぞ!
「ま 私の感覚では婚活なんて
家庭で縛られたい人のSMごっこにしか見えないですけどね」
「そ、そりゃ極論ッス……」
普通は、将来の生活とかあるだろぅ。
アタシだって漠然と、不安は感じるし。
お金持ちのお嬢なら自由恋愛だってできるだろーけど
結婚して家庭持つってのは、世間一般では
キレイ事ばかりじゃないよ。
そう反論したかったけど
そこまで能弁じゃないので、間に合わない!
「♪」
A女史は
ふいにアタシのほうを見て
にぱっと笑った。