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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
女のアタシから見ても
妙に色気がある。
化粧も薄いし、あからさまにはしてないけど……

「とにかく、興味があるんなら紹介しますよ
成婚率96%らしいですからね~♪」

「はぁ……」

なんだ?
やっぱり婚活セールスなのか?
やけに”96%”が気に入ってるみたいだけど

それにしちゃやる気が感じられないし
この人の考えは、よくわからん……


『できたーよー♪』

Oちゃんが呼んでる。

「あら もうできたの」

A女史はすいと立ち上がった。
もう今の話題なんて忘れたようだ。

GパンにYシャツ
長髪はポニテにしてる。
ざっくりした格好だ。

(う~~む……)

とっとと寝室から出ていく後姿をみながら
アタシは胡坐(あぐら)かいたまま
内心でうなっていた。

「ウ~~…ハフハフ」

ワンちゃんはエサ食いながら、うなってた。

* * *

テーブルには
野菜のスープとケーキが並んでいた。

ス-プのほうは
いもにニンジン、キャベツ、しいたけと
ありあわせの材料をまんべんなく使ったのが
よくわかる。納得だよ。

しかしケーキ?
こっちがよくわからん。

「びわケーキだよー」

「ビワ?」

「あら」

……その発想は無かった。
ビワは、べつに嫌いじゃないけど
アタシの中では
”皮をむくのがめんどいフルーツ”四天王に入ってる。

四天王のメンバーは、あとブドウとかだよ。

ともかく、Oの介のおかげで
まともな食べ物にありつける。

「いただきますよ」

「どーぞ!」

てなわけで野菜スープから頂いた。
味付けは文句のつけようもない!

「ウマイ」

そんだけ言って、黙々と頂いた。


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