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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
* * *
スーパー”さやか”は
国道に近い田んぼの中にある、広いスーパーだよ。
ただし広い敷地の大半は駐車場で、お店はしょぼい。狭い!
店内は段ボールに詰まった生鮮食品がびっしり占領しとる。
今は午後になったところで
お客はそんなにいないけど
混みだすとえらいことになるスーパーだ。
通路が狭くて人がすれ違えない。
そのくせ特売はするし、タイムサービスもやるから
買い物しに来てるのか、おしくらまんじゅうしに来てるのかわかんなくなる。
ご近所の顔見知りの人にもよく会うから
ぎゅうぎゅう押し合いながら
「あ、どーもこんばんはー♪」
などと言い合って更にカオスな空気になる。
……うちの母も、もっぱらここに買い物に来るけど
会うことはほとんど、無い。
アタシが会社休みで
替りに買い物することはあるけど
普段はアタシはスーパーに寄る事もない。
そー言えば
うちの母は、アタシに縁談すすめたりしないし
男をつくれなんて催促は、ほとんどしない。
子に対して理解のある、母親ってことなんだろう。
(# ♪~~……♪~~……)
スーパーの店内には
あたり障りのない 朗らかな曲が流れてる。
この”さやか”では
肉とか魚は、あんまし選べない。
品揃えが少ないし、冷蔵庫も広くない。
しかし肉を買っていこう。
どうしよっか、鶏肉がいいか!
さっきOの介が作った料理は野菜オンリーだったからな。
ちと物足りない気分だった!
『コレとコレ』みたく食材を決めなくても
テキトウにあれこれ買って持っていくと
Oの介はスパッとレシピ決めてうまいもん作ってくれる。
こと料理にかんしては
Oの介の腕前は立派なもんだよ。
いっその事、アタシがOの介のダンナになるか!
あんな料理のうまい子が嫁さんだったら助かるぞ♪
……などと、アホな事を思い浮かべていた。
スーパー”さやか”は
国道に近い田んぼの中にある、広いスーパーだよ。
ただし広い敷地の大半は駐車場で、お店はしょぼい。狭い!
店内は段ボールに詰まった生鮮食品がびっしり占領しとる。
今は午後になったところで
お客はそんなにいないけど
混みだすとえらいことになるスーパーだ。
通路が狭くて人がすれ違えない。
そのくせ特売はするし、タイムサービスもやるから
買い物しに来てるのか、おしくらまんじゅうしに来てるのかわかんなくなる。
ご近所の顔見知りの人にもよく会うから
ぎゅうぎゅう押し合いながら
「あ、どーもこんばんはー♪」
などと言い合って更にカオスな空気になる。
……うちの母も、もっぱらここに買い物に来るけど
会うことはほとんど、無い。
アタシが会社休みで
替りに買い物することはあるけど
普段はアタシはスーパーに寄る事もない。
そー言えば
うちの母は、アタシに縁談すすめたりしないし
男をつくれなんて催促は、ほとんどしない。
子に対して理解のある、母親ってことなんだろう。
(# ♪~~……♪~~……)
スーパーの店内には
あたり障りのない 朗らかな曲が流れてる。
この”さやか”では
肉とか魚は、あんまし選べない。
品揃えが少ないし、冷蔵庫も広くない。
しかし肉を買っていこう。
どうしよっか、鶏肉がいいか!
さっきOの介が作った料理は野菜オンリーだったからな。
ちと物足りない気分だった!
『コレとコレ』みたく食材を決めなくても
テキトウにあれこれ買って持っていくと
Oの介はスパッとレシピ決めてうまいもん作ってくれる。
こと料理にかんしては
Oの介の腕前は立派なもんだよ。
いっその事、アタシがOの介のダンナになるか!
あんな料理のうまい子が嫁さんだったら助かるぞ♪
……などと、アホな事を思い浮かべていた。