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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
そんでスッと
音が入ってきた。

微かにざわついた音。
当たり障りのないような、音楽。

どこかお店の中だろうか。


「もしもし」

「ああ、エド、ひさしぶり」

意外にも、自然に話せた。

「いま 話してて大丈夫か?」

「今休憩だから、しばらく平気だよ」

「そーか」

「ゴメン、電話できなくて」

「いーんだよ。たまには、軽く話したいな」

「明日、そっちに行ける。会いたい」

「そうか?じゃぁ待ち合わせようっか」

「前に会ったコンビニでいい?」

「おぅ。仕事明けで、20時くらいで、いいか?」

「うん。おみやげも用意してるよ」

「そんなんいいよ!明日まってるぞ」

「うん。それじゃ」

「おう」

……電話を切った。


……すんなり話せた。スッキリした。

明日会うことになった。

あっけないくらいに
今まであれこれ悩んでたのが、ふっきれた。

よくわからんけど
カラッと気持ちが、冴えわたっていた。


歩いていると
エドと初めて会った時の
田んぼの十字路に来てた。

暗い風景が

電燈のうす青い光にぼんやり照らされて
なんだか余計に暗く感じる。

なぜか、ナミダが出てきていた。
それでも、カラッと気分がよかった。

残りの帰り道は 元気に歩いた。

* * *
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