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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
こうして
無計画きわまりないかんじで
エドとの夜の逢瀬に、向かっている。
オトナの魅力もナスのへたもあったもんじゃない。
もうガキが夜遊びに行くのと、何ら変わりない。
会社で段ボール運ぶときと同じようなカッコだ。

夜遊びといえば……

ゆうべエドに電話したとき
どこかお店に居たみたいだ。
音楽鳴ってたし。

でもそんな大音量じゃ、なかったよ。
クラブやディスコといった若者対象の社交ダンス会場とは、趣が違ってた。
アタシの感覚だと……

スーパーだな。

”さやか”と似てたかんじだよ。

スーパーで夜遊びってのは、いくらなんでもお茶目過ぎるな。
ないない。

あと、エドはたしか
”休憩中”だって言ってたな。

休憩って事は……
ホテルでご休憩か?
どっかの美女とご休憩だったのか?

いやいや、なんかバイトしてたんだろう。
バイト先で休憩時間だった、て事だろーぅ。

しかし、そーなると
別の疑問が浮かび上がって浮上するだろう。

盆地エリアではそんなバイト先なんて、思いつかない。
”さやか”でバイトしてたら速攻でわかるし
あとは駅前のコンビニとか、マックか。
それだってバイトしてればすぐわかる。

盆地の世間は狭いんだよ。エドに気付かないわけが、ない。

てことは……
エドは新宿にいたのか?また新宿か?
新宿のラブホでご休憩だったのか??

いや、そーじゃないだろう!
盆地と新宿以外にも
日本全国津々浦々、行ける場所行ける地名は幾らでも、ある!
エドがどっか知らない所でご休憩してた可能性は
じゅうーぶん考えられる。

……しらな~い町~でっご休憩~♪

だからアレだ。
アタシがあれこれ考えたってムダだ!

……といったかんじで
スクーターにまたがって
どうにもアホな思考の右往左往七転八倒を繰り広げているうちにコンビニまで来てしまった。

しかも、エドは駐車場に立っていた。
店の窓のそば、公衆電話のそばの辺りで
もう、こっちに気が付いて、見てた。

もうあれこれ考えるヒマもない。

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