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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
ひじょーに、納得がいかん。

エドはアタシに突然のプレゼントを渡して機嫌がいいだろう。

店主のオジジは奥の間に引っ込んだ。
作ったラーメンを出しておりゅっしーと言えて、上機嫌なんだろう。たぶん。

アタシは煮え切らない気分だ。
せっかくエドと再会できて、しかも分不相応なブレスレットまでもらってしまった。
でもお礼するにも何の準備もない。
しかもエドはラーメンおごるよとか言ってたし。
そんなんアタシがひょいと払うだけなのに。

あとで

ラーメン代数百円どっちが払う払わないで
可愛く押し問答しなくちゃいけないのか?

店主のオジジの前で。

ここのオジジのことだ。そんな事したら
「はりゅじょわっ?」
とか意味不明な合いの手をだすかもしんない。


「んぶっ」

そんな事考えてたら麺がノドにつっかかって、むせた。

「? 平気?」

「う、ああ」

いちおう平静を装ったが
ひょっとしたらラーメンがおいしいから、がっついてむせたのかと思われたかもしれん。
なんと情けない流れなんだ……
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