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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
「これからどーする?」

「……」

コンビニの駐車場まで戻って
ふっと声をかけた時、気がついた。

きょう エドと会ってから
いまいち視線が合ってない気が、する。

その時も

アタシの方に向き直っていながら
エドの瞳は 真っ直ぐこっちを向いては、いない。


「……行くか?」

アタシは、顔を動かして国道のほうを指した。
ホテルの方に誘ってた。

盆地駅のそばには大した娯楽はないけど
カラオケ誘ったりするくらいはできたかもしんない。
でも 歌の趣味が合うかどーかもわからんし。
アタシはオタ属性だから、エドと合わない可能性高いし。

お酒飲むのも手だけど
アタシはアルコールに弱いし。
酔ったら田んぼに落ちるか
それに相当する醜態をさらすのが目に見えてるし。
だいたいエドに飲ませるのも問題かもしんないし、お互いほとんど飲まないなら飲み屋に入るのも意味ないし。

そう考えると
お互い無難な娯楽って、ないじゃないか。

それだったら
回りくどい事なんて考えないで
肌で、触れていたい。

その時は、あんまし重いことなんて考えてなかった。
軽い気持ちだった。
もう前例はあったし。

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