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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
”さやか”の店内に戻ってみると
Oちゃんは会計を済ませて、野菜や具材を袋に詰めてる最中だった。
「お待たせつかまつった!」
「お待ちつかまつった♪」
と、めちゃくちゃな挨拶しながら
袋詰めを一緒にやった。
店内は混雑のピークは過ぎてそうだけど
まだ続々と客が入ってくるし
買った物を袋詰めする白い台にもどんどん人が来て、余計なスペースはぜんぜん無い。
隣の人が詰めてる袋から玉ネギが転げ落ちてこっちの袋に不法侵入してくるくらいの狭さだ。
とっとと済ませて
Oちゃんと店を脱出した。
外はもう真っ暗で、冷んやりとしてる。
つい先週くらいまで、おでんなんて食べる気にもならなかっただろうけど
今日はけっこうイケるかもしれない。
「そのダイコンよこせ~」
「やだよ、私が持つよ♪」
重たい野菜は、アタシの方のカゴに載せようと声をかける。
しかしOの介は自分で持ちたがる。
「自転車のカゴが、へこむぞぅ?」
「へこまないよー!」
「アレか?自分で見初めた野菜は
自分で運ばないと気が済まないのか?」
「そうそう♪」
ウソかホントかわからんが
Oの介の生態とは、そういうものかもしんない。
とにかく買った食材は、自分で運びたがる。
Oちゃんは会計を済ませて、野菜や具材を袋に詰めてる最中だった。
「お待たせつかまつった!」
「お待ちつかまつった♪」
と、めちゃくちゃな挨拶しながら
袋詰めを一緒にやった。
店内は混雑のピークは過ぎてそうだけど
まだ続々と客が入ってくるし
買った物を袋詰めする白い台にもどんどん人が来て、余計なスペースはぜんぜん無い。
隣の人が詰めてる袋から玉ネギが転げ落ちてこっちの袋に不法侵入してくるくらいの狭さだ。
とっとと済ませて
Oちゃんと店を脱出した。
外はもう真っ暗で、冷んやりとしてる。
つい先週くらいまで、おでんなんて食べる気にもならなかっただろうけど
今日はけっこうイケるかもしれない。
「そのダイコンよこせ~」
「やだよ、私が持つよ♪」
重たい野菜は、アタシの方のカゴに載せようと声をかける。
しかしOの介は自分で持ちたがる。
「自転車のカゴが、へこむぞぅ?」
「へこまないよー!」
「アレか?自分で見初めた野菜は
自分で運ばないと気が済まないのか?」
「そうそう♪」
ウソかホントかわからんが
Oの介の生態とは、そういうものかもしんない。
とにかく買った食材は、自分で運びたがる。