この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
そのまま
一緒に部屋に戻ってれば無事だ。
Oちゃんが用意してくれる貝料理を植物部屋で頂きながら
”心躍るおでんの饗宴のテーマ・第二部”を創作しつつ
無事、まったりこんと傷心を癒すのが、今のアタシのヒールスポットだと言っても過言ではない。
そうしたほうがOちゃんだって、ご機嫌なのだ。
それは、わかってるのだ。
でも、やっぱり
ダメなのだ……
「なぁ、ちょっと出掛けてくるョ」
「……え?」
Oちゃん、きょとんとしてる。
そりゃ、そうだろうよ。
「あの、ヤボ用思いだしちゃったんだョ」
「……?」
Oちゃんの顔を、正視できん。
冷や汗がでてくる。
すでにアタシの表情を見て、なんか悟ってるに相違ない。
そんでピクッとなって……髪がぶわわっと総毛だって……
怨めしそうな顔になって、いるんだろう……
「おでん出来る頃には戻るぞ。
そっこうで戻るぞ。……スマン」
そう言って、すぐスクーターに戻って
逃げるように、走りだした。
* * *
一緒に部屋に戻ってれば無事だ。
Oちゃんが用意してくれる貝料理を植物部屋で頂きながら
”心躍るおでんの饗宴のテーマ・第二部”を創作しつつ
無事、まったりこんと傷心を癒すのが、今のアタシのヒールスポットだと言っても過言ではない。
そうしたほうがOちゃんだって、ご機嫌なのだ。
それは、わかってるのだ。
でも、やっぱり
ダメなのだ……
「なぁ、ちょっと出掛けてくるョ」
「……え?」
Oちゃん、きょとんとしてる。
そりゃ、そうだろうよ。
「あの、ヤボ用思いだしちゃったんだョ」
「……?」
Oちゃんの顔を、正視できん。
冷や汗がでてくる。
すでにアタシの表情を見て、なんか悟ってるに相違ない。
そんでピクッとなって……髪がぶわわっと総毛だって……
怨めしそうな顔になって、いるんだろう……
「おでん出来る頃には戻るぞ。
そっこうで戻るぞ。……スマン」
そう言って、すぐスクーターに戻って
逃げるように、走りだした。
* * *