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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
……キスするのも
えらい久しぶりだったような気が、する。
エドは、アタシを抱きかかえるようにして
続きをしてきれた。
* * *
切符買って 改札通って
ホームで電車待って
そのあいだ、ずっとほわわ~んとしてた。
登りの電車を待ってる人は、ほとんど居ない。
閑散とした夜のホームの
いちばん端っこのほうで
アタシとエドは、くっついて立ってた。
なんも喋らなかったけど、幸せだった。
一緒に居るだけで、やっぱり良かった。
エドの所に居るのが、アタシの正解なんだなと
感じていた。
ホームがぼんやりと明るくなって
踏み切りの音が鳴り出した。
それだけでも、現実に引き戻される。
焦りのような気持ちが、ひろがってくる。
大きな音をたてて
鈍行列車がホームに入ってくる。
アタシたちに、勢いよく風を当ててから
次第にスピードを落として、やがて止まった。
黙って、エドと一緒に乗り込んだ。
いちばん後ろの席に2人で座った。
「こんな時間に電車乗るの
久しぶりっぽい気がする」
最後尾の車内には
他に誰も居ない。
えらい久しぶりだったような気が、する。
エドは、アタシを抱きかかえるようにして
続きをしてきれた。
* * *
切符買って 改札通って
ホームで電車待って
そのあいだ、ずっとほわわ~んとしてた。
登りの電車を待ってる人は、ほとんど居ない。
閑散とした夜のホームの
いちばん端っこのほうで
アタシとエドは、くっついて立ってた。
なんも喋らなかったけど、幸せだった。
一緒に居るだけで、やっぱり良かった。
エドの所に居るのが、アタシの正解なんだなと
感じていた。
ホームがぼんやりと明るくなって
踏み切りの音が鳴り出した。
それだけでも、現実に引き戻される。
焦りのような気持ちが、ひろがってくる。
大きな音をたてて
鈍行列車がホームに入ってくる。
アタシたちに、勢いよく風を当ててから
次第にスピードを落として、やがて止まった。
黙って、エドと一緒に乗り込んだ。
いちばん後ろの席に2人で座った。
「こんな時間に電車乗るの
久しぶりっぽい気がする」
最後尾の車内には
他に誰も居ない。