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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
しかし駅の構内には、書店とか牛丼屋さんとかばっかりだ。
もっとこう、非日常をオシャレに演出するスタイリッシュなお店やさんが無いものか。

駅から出て駅前だったら有るかもしんない。
JR盆地駅よりはずっと都会だし、デパートもあるからな。

「ちょっと待ってな」

アタシは自動改札に切符をチョイと放りこんで、出た。

「おみやげ探してくるから
時間になったらこの辺に居るんだゾ」

さっきとは、全然気分が違う。
なにしろエドは、特急に乗るまで駅から出るわけがない。
逃げ場所がないんだからアタシが戻るまで消えるハズが無い!
うっしっし。

待ってろヨ?
ピンクゴールドのブレスに負けず劣らずなオシャレアイテムもしくは装備品を獲得して改札口で盛大に授与式を執り行ってやる。これでエドも意気揚々と旅に出られるってもんだヨ。
ただの宝飾品よりもロングソード+1とか祝福のラウンドシールドとかどうだ?武器屋はどこだ?

てな具合で浮かれ喜び勇んで駅から出ようとしたら
エドがついてきた。

ちょっと待て。

あんたが改札から出てきちゃったらダメだろう!
これはヒロインであるアタシのクエストなんだから!


”発見☆プリティーホビットのお土産”


という今決定したサブタイトルがムダになる。

といったボケは置いといて……

「おい?なんで出てきちゃうんだョ」

「ああ、平気だよ」

「なんで…」

「精算したから。切符なんて
買いなおせば大丈夫」

「特急は……アレか、別か?」

「そうそう」

「そーか。じゃぁなんか探そう!」

やった。なんか知らんが、結果的には一番良かった!



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