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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
2人で駅の外に出て、駅前を見渡した。
「料理屋っぽい店はたくさんあるな。」
「うん」
「やっぱりデパートに入るか。
エド、なんか欲しい物、あるか?」
あれだな。やはりお返しとして、腕時計かネクタイくらいがいいか。
あるいはイタリアンとかで料理かっくらってお酒飲ますか。
それだとアタシも飲んじゃって惨事になるかもしれんな。
「ホテル行こう」
「そーだな。エドが気に入った物でいいぞ。アタシが選ぶと趣味にあわないかもしれんちゅー……」
…違うこと考えてたから、ボケてしまった。
……ホテルか。
………いっしょにホテル行くんか。
…………いい、提案だな。
「……いいのか?」
「うん。」
「だって時間が」
そこまで言いかけた。
なにしろ、ヒマが出来たといってもせいぜい小1時間だよ。
買い物してからホテル行ってたら全然間に合わないだろうし。
しかしアタシだって、エドと同じ気持ちだ。
ゆうべだって、アタシから誘ったんだ。
…そーだ。ゆうべはダメだったんだよ。
ゆうべ、エドはアタシの誘いを断って
どこへ行ったのかわからんけど、居なくなった。
そして今、エドのほうから誘われてる。
嬉しいのは嬉しいし
アタシだって、もう100%ちかくその気になっとる。
でもな~んか、面白くない。
拗ねたような気分だ。
「……エドがそうしたいなら、いいぞ」
「いや、たしかに時間が無いし
無理かもしれないね」
「……」
駅から出てすぐの
広い石畳の通路に立って
しばらくそーやって、にらみ合っていた。
さっきまでガラ空きの電車のなかでイチャイチャしてたのに
微妙な空気になってしまった。
「料理屋っぽい店はたくさんあるな。」
「うん」
「やっぱりデパートに入るか。
エド、なんか欲しい物、あるか?」
あれだな。やはりお返しとして、腕時計かネクタイくらいがいいか。
あるいはイタリアンとかで料理かっくらってお酒飲ますか。
それだとアタシも飲んじゃって惨事になるかもしれんな。
「ホテル行こう」
「そーだな。エドが気に入った物でいいぞ。アタシが選ぶと趣味にあわないかもしれんちゅー……」
…違うこと考えてたから、ボケてしまった。
……ホテルか。
………いっしょにホテル行くんか。
…………いい、提案だな。
「……いいのか?」
「うん。」
「だって時間が」
そこまで言いかけた。
なにしろ、ヒマが出来たといってもせいぜい小1時間だよ。
買い物してからホテル行ってたら全然間に合わないだろうし。
しかしアタシだって、エドと同じ気持ちだ。
ゆうべだって、アタシから誘ったんだ。
…そーだ。ゆうべはダメだったんだよ。
ゆうべ、エドはアタシの誘いを断って
どこへ行ったのかわからんけど、居なくなった。
そして今、エドのほうから誘われてる。
嬉しいのは嬉しいし
アタシだって、もう100%ちかくその気になっとる。
でもな~んか、面白くない。
拗ねたような気分だ。
「……エドがそうしたいなら、いいぞ」
「いや、たしかに時間が無いし
無理かもしれないね」
「……」
駅から出てすぐの
広い石畳の通路に立って
しばらくそーやって、にらみ合っていた。
さっきまでガラ空きの電車のなかでイチャイチャしてたのに
微妙な空気になってしまった。