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第5章 おきくむしの章

蒟蒻は縄文時代に東南アジアより伝わったとも、仏教とともに中国より伝来したとも言われるが正確にはわからん。

「ぼおおーっ」

「はい、焼酎もう一杯」

ごっくごっく。

「誰かと会ってたの？」

そーらよ。

でもよう？Ｏひゃんとエロは、比べてろっちが大事か？とか
そんな事は、比較検証は、できないろ。

エロは今日会わなかったら
当分エロおあずけだったんらろ。

だからアラシは……
Ｏひゃんにひろい事を……!!

らってそーするほか、なかっらんらろぅ～!!

「別に泣くことないよ。
わたし、そんな事気にしてないよ」

えっぐ、えっぐ……
ホントか？

「ホントだよ～♪……それより」

「それょり？」

Ｏひゃんの顔が、いっしゅん
般若（はんにゃー）になったんにゃ。
わかりやすく言うと
オニ怖かったんにゃ。

そして、質問してきたんら。
般若顔で、聞いてきたんら。

「エロってなーに？」


そ

そりは……


（アタシにとってエドは……
なんだろう？

好きな人だ。

それだけじゃダメか。
曖昧すぎるか……

……退屈な日常から
アタシを解き放ってくれる
自由の翼……

いやいや、それもしっくり来ないな。
なんだろう……）

アラシはちょろっと哲学的な顔になったんら。
ちょろっとだけら。