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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章

「東京に、居るんだョ。
たまにこっちに、来るんだョ」

「ふーん……あ
もうカラッポだよ」

Oひゃんはつまんなそーな顔になった。

紙パックからしょーちゅうー飲んで
アラシのコップにもじゃんじゃん注いでたから
もう空っぽら。ホッとした。

「では、こりでお開きに……」

「やだよ」

Oひゃんはこっちに向き直った。
前髪がタラリとなびいた。

「もっと聞きたい!」

「そんら?もぅ話したろぅ?」

「ぜんっぜん、足りない」

今日のOひゃんは、怖い……
アラシに詰め寄って、きたかと思ったら床に両手ついてがささっと這って歩きだした。
冷蔵庫のほうにまっしぐららよ。

「まさか……しょうーちゅーがまだあるんか?」

「あるよ♪えへへ~~」

なんてこった!
もぅ勘弁しちくりぃ……


(泥酔♪ 泥酔♪)

Oのしゅけは、新しい紙パック持ってきた。
慣れた手つきでフタをクリっと開封したら
そのまんまラッパ飲みしてから
アラシのコップにも注いできたんら。

アラシはもーぐでんぐでんで
飲めないしエロの事を追及されんのも困る。
そこでOのしゅけ愛用の寝袋に潜りこんだんら。

「ちょっと~飲もう~よ~」

寝袋に隠れたアラシをゆっさゆさ揺らすんら。
Oのしゅけ容赦ないんら。


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