この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
「東京に、居るんだョ。
たまにこっちに、来るんだョ」
「ふーん……あ
もうカラッポだよ」
Oひゃんはつまんなそーな顔になった。
紙パックからしょーちゅうー飲んで
アラシのコップにもじゃんじゃん注いでたから
もう空っぽら。ホッとした。
「では、こりでお開きに……」
「やだよ」
Oひゃんはこっちに向き直った。
前髪がタラリとなびいた。
「もっと聞きたい!」
「そんら?もぅ話したろぅ?」
「ぜんっぜん、足りない」
今日のOひゃんは、怖い……
アラシに詰め寄って、きたかと思ったら床に両手ついてがささっと這って歩きだした。
冷蔵庫のほうにまっしぐららよ。
「まさか……しょうーちゅーがまだあるんか?」
「あるよ♪えへへ~~」
なんてこった!
もぅ勘弁しちくりぃ……
(泥酔♪ 泥酔♪)
Oのしゅけは、新しい紙パック持ってきた。
慣れた手つきでフタをクリっと開封したら
そのまんまラッパ飲みしてから
アラシのコップにも注いできたんら。
アラシはもーぐでんぐでんで
飲めないしエロの事を追及されんのも困る。
そこでOのしゅけ愛用の寝袋に潜りこんだんら。
「ちょっと~飲もう~よ~」
寝袋に隠れたアラシをゆっさゆさ揺らすんら。
Oのしゅけ容赦ないんら。