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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章

「もぅ~飲めないんろ……」

「そのエロさんって男の人?」

「そーらよ」

「ふーん。カレシなの?」

「よくわからんろ」

「あ、とぼけるんだ。
やっぱり内緒で付き合ってるんだ」

「そんなんじゃないろぅ!
だいたいまだ、しょーねんらろ」

「そうなの!?遂に少年さんを
誑(たぶら)かしたの?」

Oのしゅけが興奮した声をあげた。
そーら。アラシのオトコの趣味は
前からOのしゅけには熱く語っていたんら。

しかぁし……
アラシがうまいことたぶりゃかしたとは
とても言えないんろ……

むしろ逆な気がするろ。

「ホント何なのか、よくわからんのら」

「謎の人なの?どこの学校行ってるの?」

「わからん」

「学生さんじゃないの?」

「そーらしいけど、バイトしてるって」

「……東京で?」

「うん」

「大学生じゃないの?」

「う~ん……高校かも」

「それもはっきりしないの?
よくそんなんで付き合えるね」

Oのしゅけは素直に呆れてるようら。
確かにその気持ちはわかる。
わかるろう!

らって……

「アラシらって知りたいんら!」

「聞けばいいじゃない」

……たしかにそーら。
しかし実際直接会ってないから
Oのしゅけは色々突っ込みできるんら。

実際直接会ってると
なーーんか聞くタイミングが、無いんら……

「ううっ……」

Oのしゅけにあれこれ尋問されてたら
アラシは自分が情けなくなってきて
また泣けてきたんら~……

そんで寝袋に頭までもぐって
クネクネしてたんら。

すると
寝袋の上からOのしゅけが
べっしべっしとひっぱたいてきた。


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