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能天気B型のアタシが美少年と……
第2章 おこめの章
あ~あ……ノッポも落ちちゃったよ。
アタシのほうはタレを2度塗りしたオイシイどろ団子状態だよ。

どうすんだ?
ゴメンナサイって謝っとくか?
あんたちゃんと支えときなさいよ!と叱りつけるか?

そんな事をぼんやり考えてたら

「フフッ……」


……ノッポが、笑っとる。

な、なんでだよ……アタシゃどん引きしたよ。

田んぼに落ちたショックで、頭が故障しちゃったんか?

あるいはこの田んぼには室町時代以来のいわく付きの怨霊がいて、そいつの瘴気に当てられて憑き物状態になったのか?そんでこの後見知らぬ地元の人に「ナゼそこに踏み込んだのじゃあっ」と、怒鳴られて知り合いの謎のお祓いエキスパートに祓ってもらって一命はとりとめたものの意味不明なコトを呟きながら余生を病院で過ごすのか?でもアタシはなんで平気なのかというと伝説の女神の加護を賜わった特別なホビットだからか?

そんな風に冷静に原因を分析してたら、ノッポは起き上がった。
そして腰をかがめて、田んぼの水面に手を入れだした。



奇妙な光景だったよ。


遠くの電燈で、わずかに照らされてる夜の水田。

手足が細長い、西洋人みたいな若者が腰をかがめてる。

田植えと同じ動作で、にじり歩く。手を水に差し入れる。

……なんなんだ、このシチュエーションは。


あまりに変なんで、しばらくポカンとしてしまった。
しかし良く見ると、アタシらが落ちた所を、直してるだけだった。

倒れちゃった苗を、差し直してるだけだ。
それに気付いたんで、アタシも少し手伝った。



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