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第2章 おこめの章

視界の片隅で、何かが落っこちた。
たぶんバスルームで、お財布かなんかが落ちたんだろう。

どってことない。
今アタシは人生初のステキ体験をしてるんだ。
もっともっと、もっと集中したいのさ……


いや、待てよ。

このままノッポに身をゆだね、最後まであげちゃいたい。
是が非でもそうしたい。

だがそうすると、まずいんじゃないか……？
アレだ、援助交際になるんじゃ、ないか？

援助交際とゆーと、オッサンと女学生を思い浮かべるが
アタシとノッポみたいに性別が逆の関係でも、おんなじだ。

要は、金銭を授受してエッチすると、まずい。
具体的にはあれだ、膣に男性器を挿入するかさせると、ズバリ違法になるんだ。
極端な話、オジジとオババであっても、金銭授受から挿入のコンボで、違法になるんだ。

買春行為だな。援助交際も買春行為のひとつだ。

ノッポの年齢的にはセーフなはずだから、ほかの罪には、ならんだろう。
だが援助交際よばわりされたら、まずいよ。

アタシ達は、同意のうえでこうしてるんだ。
ノッポだって、その気になってるんだ。

アタシだって、もちＯＫだ。
だいたいホテルに連れ込んじゃったのは、アタシだ。
当初の軽はずみな行動は反省してるが、今はゼンゼン反省してない。むしろ良かった。これから心がわりするかもしんないがもう言い訳できない。総合的に言えばこれから何があっても反省しない。

同意の上でやっているんだから、堂々とこの小さな胸をはってさらに揉んで欲しい。
遠慮なくコネコネして欲しい。本音を言えば、もうちょっと強く揉んでも、いい。
そんな想いなのは確かだが、まずい事がある。