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能天気B型のアタシが美少年と……
第2章 おこめの章
「…………」
なんにも言葉が出せなかった。
悪いのはアタシだ。結果的に、アタシが誘ってアタシが喜んで、アタシが途中で断っている。
これじゃ一方的すぎる。一旦その気になったのに途中で止めるのは、少年にとっても辛いコトなはずだ。
ここはアレだ、アタシがなんかご奉仕的な行為をするのが妥当だ。そうしよう、と思うがいかんせん完全未経験だ。具体的にどう誘ってどうサービスしたらいいか、イメージが湧かない。頭カラッポのまんまだ。
せめて慰めの言葉は必要だ。少年よ、アタシは少年に出会えてよかったぞ苦しゅうない。アタシはそんな魅力的ではないのにも関わらず積極的に愛撫してくれて感謝の念であふれかえっておりますぞよ。悪いのは君じゃないアタシだ。
君が気に入らなかった訳じゃない君はステキだ。悪いのはアタシだ……
言葉と気持ちがいっぺんに浮かびすぎた。
アタシのあほな頭が、オーバーフローしてた。
生乾きの服を着たノッポが
アタシの傍を通り過ぎた。
「ごめんなさい」
ノッポがそう呟いた。
部屋を、出て行った。
なんにも言葉が出せなかった。
悪いのはアタシだ。結果的に、アタシが誘ってアタシが喜んで、アタシが途中で断っている。
これじゃ一方的すぎる。一旦その気になったのに途中で止めるのは、少年にとっても辛いコトなはずだ。
ここはアレだ、アタシがなんかご奉仕的な行為をするのが妥当だ。そうしよう、と思うがいかんせん完全未経験だ。具体的にどう誘ってどうサービスしたらいいか、イメージが湧かない。頭カラッポのまんまだ。
せめて慰めの言葉は必要だ。少年よ、アタシは少年に出会えてよかったぞ苦しゅうない。アタシはそんな魅力的ではないのにも関わらず積極的に愛撫してくれて感謝の念であふれかえっておりますぞよ。悪いのは君じゃないアタシだ。
君が気に入らなかった訳じゃない君はステキだ。悪いのはアタシだ……
言葉と気持ちがいっぺんに浮かびすぎた。
アタシのあほな頭が、オーバーフローしてた。
生乾きの服を着たノッポが
アタシの傍を通り過ぎた。
「ごめんなさい」
ノッポがそう呟いた。
部屋を、出て行った。