この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
能天気B型のアタシが美少年と……
第2章 おこめの章
「…………」

なんにも言葉が出せなかった。

悪いのはアタシだ。結果的に、アタシが誘ってアタシが喜んで、アタシが途中で断っている。
これじゃ一方的すぎる。一旦その気になったのに途中で止めるのは、少年にとっても辛いコトなはずだ。
ここはアレだ、アタシがなんかご奉仕的な行為をするのが妥当だ。そうしよう、と思うがいかんせん完全未経験だ。具体的にどう誘ってどうサービスしたらいいか、イメージが湧かない。頭カラッポのまんまだ。
せめて慰めの言葉は必要だ。少年よ、アタシは少年に出会えてよかったぞ苦しゅうない。アタシはそんな魅力的ではないのにも関わらず積極的に愛撫してくれて感謝の念であふれかえっておりますぞよ。悪いのは君じゃないアタシだ。
君が気に入らなかった訳じゃない君はステキだ。悪いのはアタシだ……

言葉と気持ちがいっぺんに浮かびすぎた。
アタシのあほな頭が、オーバーフローしてた。

生乾きの服を着たノッポが
アタシの傍を通り過ぎた。

「ごめんなさい」

ノッポがそう呟いた。
部屋を、出て行った。


/202ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ