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能天気B型のアタシが美少年と……
第3章 あいあいの章
* * *

駅前のコンビニにバイク停めて、寄った。

コンビニは、すげぇ。

品ぞろえがオシャレだし朝7時から夜9時まで開いてる。
オシャレごころと経営努力がハンパなくすげぇ。
『優秀(ゴキゲン)』だゼ?

そこで五寸釘を探したが無かったから缶コーラだけ買って、出た。
シュワっと水分補給しながらアイアイ探索の作戦を、練った。

わが社のアイアイは道に迷う習性が、ある。
従って駅前からそんなに離れているはずは、無い。

どこか商店街の一角でひょこひょこ歩きまわり
左折左折を繰り返し
左まわりでグルグル回りながらベソをかいてる公算が、でかい。

万が一お客さんへの訪問を果たしてた場合は
たぶん野次と怒号が聞こえてくるから、わかる。

そこで最良の作戦は、
アタシは、右回りで商店街を歩き回る。

するとアイアイとはちあわせる。
出会いがしらに助走つきのタックルを、かます。

「おおぅ、アイアイさん!奇遇ですネ」

と朗らかに挨拶しつつ、コンビニまで連れて行く。
ゴミ箱に捨てて、あとは店員さんにウインクする。

「好きにしちゃって、いいんだヨ☆」

アイアイはカラスの餌になる。
アタシは颯爽とバイクで帰還する!

よし。これでいこう。

【1530】(15時30分) 

『状況開始(やる)』ゼ?


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