この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
能天気B型のアタシが美少年と……
第3章 あいあいの章
店主さんは結構大柄で、アタシとアイアイの体重を足したくらいありそうだ。
狭い部屋で向き合うと、サーカスの団長に怪しい小動物をセールスにきた香具師(やし)ホビットといった風情だよ。
実際このままアイアイを売り飛ばして帰社できたら、ラッキーだけどそこまでの幸運は、期待できない。
むしろこの顔あわせで無事に乗り切れるかどうか、それだけが心配だ。
”じゃ、その小悪魔を300で引き取ろう
300?米ドルだろうな?キャッシュで頼むゼおっさん
注文の多いガキだな。まあいいだろう、お駄賃に反物もくれてやる
サンキュー。また頼むゼ?
こうしてアタシは夜のマカオに消えた
THE END ”
などとご都合主義的な妄想をしてるうちに
アイアイがまた、やらかした。
「コンナちょぼい注文で呼びつけんなっつーノ!
新デザインも考えてんだからもっと買エヨッ」
「そうしたいのは、やまやまですけどね……」
「キニすんなヨ!見積もり書き足してヤルヨ!」
ちょっとまてYO!
この愚かな小動物はいつもこんなセールスしてんのか!?
強引すぎるって!
牽強付会にもホドがあるって!
「うああっあの、どうか気になさらずぃ!
営業成績のからみでちょっと勇み足とゆーか、その……」
アタシはしどろもどろで、フォローに入った!
「ナンダ邪魔すんな、邪魔すんなヨ?邪魔すんなヨッ?」
「…………?」
店主さんは、呆れてるのか怯えてるのかわからんが、固まってる。
アイアイは『邪魔すんな』のモードになると、異常に感情的になるみたいだ……
狭い部屋で向き合うと、サーカスの団長に怪しい小動物をセールスにきた香具師(やし)ホビットといった風情だよ。
実際このままアイアイを売り飛ばして帰社できたら、ラッキーだけどそこまでの幸運は、期待できない。
むしろこの顔あわせで無事に乗り切れるかどうか、それだけが心配だ。
”じゃ、その小悪魔を300で引き取ろう
300?米ドルだろうな?キャッシュで頼むゼおっさん
注文の多いガキだな。まあいいだろう、お駄賃に反物もくれてやる
サンキュー。また頼むゼ?
こうしてアタシは夜のマカオに消えた
THE END ”
などとご都合主義的な妄想をしてるうちに
アイアイがまた、やらかした。
「コンナちょぼい注文で呼びつけんなっつーノ!
新デザインも考えてんだからもっと買エヨッ」
「そうしたいのは、やまやまですけどね……」
「キニすんなヨ!見積もり書き足してヤルヨ!」
ちょっとまてYO!
この愚かな小動物はいつもこんなセールスしてんのか!?
強引すぎるって!
牽強付会にもホドがあるって!
「うああっあの、どうか気になさらずぃ!
営業成績のからみでちょっと勇み足とゆーか、その……」
アタシはしどろもどろで、フォローに入った!
「ナンダ邪魔すんな、邪魔すんなヨ?邪魔すんなヨッ?」
「…………?」
店主さんは、呆れてるのか怯えてるのかわからんが、固まってる。
アイアイは『邪魔すんな』のモードになると、異常に感情的になるみたいだ……