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能天気B型のアタシが美少年と……
第3章 あいあいの章
アイアイは、得意げに アタシを見てる。
アタシもアイアイみたいな顔に、なってた。
にた~っと、わらった。
”ゼロ円商法かよ”
”この悪魔、想像以上(ブッチギリ)だゼ……”
アイアイが足し算できないのは、覚悟してた。
間違いはアタシが指摘しようと、思ってた。
アタシ達が売ってるのは、包装紙だよ。
包み紙だね。プレゼントとかの可愛いやつも、扱っている。
この店主さんには、落ち着いたかんじの和物のデザインの紙を、納品してるんだ。
枚数は多い。でもそんな高額じゃないよ。
今回は、ちょうど3万円だ。
いまは消費税が上がったけど、当時は5%だった。
だから、合計は31,500円だ。
アタシだってそんな賢くはないけど
こんなのなら暗算でもできる。
アイアイが追加で、何を売りつけるつもりだったか
それは知らない。
本人以外には、誰も理解不能だろうよ。
それでも、ひとつ言える事が、あるよ。
減るはずないよね。
合計が 減るはずないよね。
ゼロって何だよ。
ゼロって なんだ?
……アタシの全身の毛穴から
お茶とコーラがふきだしてくる。
お茶とコーラが汗にかわったような
汗とも違う何かが、ぶわっとふきだしてくる
カラダが、震える。
『アイアイ(コイツ)』は、異端だ
世間一般の常識なんか、通用しねぇ
……『超越(ブット)』んでやがる。
アタシもアイアイみたいな顔に、なってた。
にた~っと、わらった。
”ゼロ円商法かよ”
”この悪魔、想像以上(ブッチギリ)だゼ……”
アイアイが足し算できないのは、覚悟してた。
間違いはアタシが指摘しようと、思ってた。
アタシ達が売ってるのは、包装紙だよ。
包み紙だね。プレゼントとかの可愛いやつも、扱っている。
この店主さんには、落ち着いたかんじの和物のデザインの紙を、納品してるんだ。
枚数は多い。でもそんな高額じゃないよ。
今回は、ちょうど3万円だ。
いまは消費税が上がったけど、当時は5%だった。
だから、合計は31,500円だ。
アタシだってそんな賢くはないけど
こんなのなら暗算でもできる。
アイアイが追加で、何を売りつけるつもりだったか
それは知らない。
本人以外には、誰も理解不能だろうよ。
それでも、ひとつ言える事が、あるよ。
減るはずないよね。
合計が 減るはずないよね。
ゼロって何だよ。
ゼロって なんだ?
……アタシの全身の毛穴から
お茶とコーラがふきだしてくる。
お茶とコーラが汗にかわったような
汗とも違う何かが、ぶわっとふきだしてくる
カラダが、震える。
『アイアイ(コイツ)』は、異端だ
世間一般の常識なんか、通用しねぇ
……『超越(ブット)』んでやがる。