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能天気B型のアタシが美少年と……
第3章 あいあいの章
……やがて全身が ふわっとなった。

いつの間にか痛みなど感じなくなってた。

「ウアアッ……ッ……」

エドが愛くるしい呻きをあげる頃には

アタシもうねるような声を出して
応えていた。

☆ ☆ ☆

落ち着くまでに、けっこう時間が経った気がする。
部屋も外も、ほとんど夜闇だ。

少年の瞳は、心配そうにアタシを見つめていた。
さっきまでの怜悧さが、失せていた。

「……ごめんなさい」

そんな事を、言ってくる。

「…なんで謝るんだよ…?」

エドの視線が下半身のほうに、移る。

「気にするなよ。素敵だったぞう!」

アタシは、断言した。

行為の事を思い返したらダメな気がする。
混乱しちまいそうだ……
だから気持ちを切り替えようと、努めた。

「やっぱしお前さんと会えて良かった!
アタシは嬉しいよ!」

そうだ。これが本心だよ。
アタシは力説するんだ。時間が許す限りこれからエドに会えてよかったねスピーチをとり行う!決定だ!

だが二の句をつぐ前に
エドの表情がくるっと動いた。

「時間、だいじょうぶ……?」

「うあ」

アタシは勤務中だ。

「いや大じょーぶ……といいたいがどうしっよか?
いやいや気にスンナ!アンナ会社どーでもイインダヨッ」

パニック状態でアイアイ語が、感染しはじめた……
いかん。いかんいかんっ!

「俺、また電話する。だから、さ」

「ふほっ、そ、そうか!?」

アタシは舞い上がって、そんでいそいそと服を着た!
ブラよし!Yシャツよし!

「パンツ!パンツ!」

エドからパンツ受け取ってぐわっとズボン履いてまた脱いでパンツ履いてズボン履いて、出発だ!

「まただぞ!覚えてろよう!」

そう捨て台詞を吐いて部屋のカギをエドにパスして、ダッシュで廊下に出た!
ベーターが遅いから非常階段を突破して駆け下りた!

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