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能天気B型のアタシが美少年と……
第3章 あいあいの章
何時だ?いま何時だ?
6時半だ!もう帰る時間だ!

駅までもどって社用バイクを回収する時間は、ない!
会社までダッシュでもどる!
もう遅刻確定だがな!わっはっは!
まさか、さぼり遅刻残業なんて事態になるとはな!
にゃーっはっは!

こうしてアタシは、歩いて30分はかかる距離を走りだした!
全力疾走!
手の指をピタッとそろえて上体起こして理想的なフォームで爆走した!

「ふんぬあああっ!」

良かった、良かった。
とにかくエドに、会えた。

こんどは電話だってできる。
望みが繋がったんだ。

日頃の運動不足がたたって、半分くらいで息があがった!
すこし歩いた。

もう夜になった林道をぜぇぜぇ言いながら歩いた。
ここも、街灯が少ないんで、かなり暗い。
だがアタシは、明るい!

歩いていると、バイクに乗ってた時には見えないものが見える。
道路わきに生えてる雑草だ。

暗がりのなかで花が咲いてる。
セイヨウタンポポとか、ヒメジョオンだ。
スズランの小さな花も咲いてる。

うん。良かった。
アタシのような雑草ホビットにも、ステキ体験ができたのだ!
16歳プラス〇〇〇ヶ月!
遅すぎる春が、来た!

* * *

「……という訳で、遅れたッス」

アタシは肩で息をしながら社長に弁明してた。
もちろん、エッチがうまくいきましたとかじゃない。

旧友(ダチ)に会って、はしゃいじまったのでサ……
社用バイクはコンビニで、わが社のPR中ですゼ!
というかんじで、弁明した。

「いいよ、のんびりやっていいんだから」

「はあ、すいませんッス」

「電話があってさ、聞いたよ」

「……?」

「愛甲クンの事、うまく収めてくれたってね」

愛甲ってのは、アイアイの名字だよ。
あの50がらみの悪魔的小動物のことだ。

「ありがとなー。あまり言いたくないが、助かるよ」

「……はあ。」

……なんか知らんが、万事まるく収まった?
そんな気がする!ラッキーだよう!

「ただ、残業代は出せないよ」

「と、当然ス。そんなのいいっス」

「うん。それじゃ後は……」

* * *
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