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能天気B型のアタシが美少年と……
第4章 おかまやまの章
食やすみしたし、Oちゃんは寝たまんまだからヒマだ。
座りこんでると気分がくさくさして頭から草が生えそうだ。
ちょっとぶらついてみよう。

ひょいと立って歩いた。
スタイル良くしたいから背筋を、伸ばしてるよ。
そんで手もウォーキングの構えだ。ホビットからエルフに転職したいからね。

いや、転生だね。
けなげに努力だけはしてるんだ。

おかま山のふもとは、そこそこ賑わってる。
オジジ&オババのトレンドスポットだからね。

道の駅のそばをてくてく歩いた。

道の駅では野菜や果物やらいろいろ売ってる。
地域に根ざした新鮮な作物のバザーだよ。

といっても立派なもんじゃないよ。
趣味で作った野菜を知り合いの人に横流しして、それを専業農家が売ってるような事も多い。
買うほうもそんなの承知で喜んで買ってるし、売れて手に入ったお小遣いで他の人の野菜を買う程度のもんだよ。

簡単に言えば、野菜の同人販売だよ。

この前Oちゃんにそう言ったら叱られたけどね。

「ブランド品もあるよ。いいもん売ってると遠くから買いに来るし、好評なんだよ。そんな事言ったら失礼だよ」

などと力説された。
要するに大手は商売になるんだね。
やっぱし同人と一緒だよ。

Oちゃんは帰りにここに寄って、真剣な目つきでネギとかゴボウとかを買い込むんだよ。
「今のネギは固くてダメですよ」
とか文句いいながら買い込んでる。
そんでリュックの横に差し込んで戦闘ロボみたいな格好で帰るんだ。
芋焼酎とか佃煮のパックとか他にも買いこんでるから帰りは重装突撃仕様だよ。

アタシは野菜系ジャンルは興味ない。
Oちゃんに付き合ってるだけだ。
まぁ気分がなごむから、いいけどね。

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