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能天気B型のアタシが美少年と……
第4章 おかまやまの章
アレだ。
電話かけ直して問いただすか?

「あんた新宿に何しに行ったんだヨ!」
「観光か?ナンパか?そこんとこどうなのサ?」
「お土産なんかいーから早くアタシん所に、来い!」

そう言ってみるか。
完全に痴女だな。
痴話喧嘩ふっかけてるみたいだな。

自分のケータイ、持ち上げてみたけど
さすがに使う気に、なんない。

はぁー・・・


♪ジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャッジャーン

うおっ、急に鳴った!
我に返った。

電話だ。
もしエドだったら、ウマイこと誘導尋問しなくては。
今度は、ちゃんと表示を見た。


《おーのすけ》

……チィッ、Oちゃんだ。


「なーんだよぅ」

『なんでおかま山登ってるの?』

「ん、ああ、なんだっけ」

OちゃんはGPSとか有効利用してて、アタシが徘徊しててもすぐ居場所を突き止める。
アタシはケータイなんて話せればいいよ、というポリシーだよ。
設定とか面倒だからOちゃんに全て丸投げだ。

Oちゃんがスマホにした時、真似して機種変したけど平べったくてけっこう幅が広くて不便だった。
Gパンのお尻ポケットに入れるとキチキチで、ぐきぐき言ってて様子がおかしかったしGパンと一緒に洗濯機に入れたら完全にリタイヤしたから、それを契機にガラケーに戻した。
一方OちゃんはSNS系のアプリ使ったり、料理やら手芸やらの先生のツイート見たりと使いこなしてるようだ。

たぶんアタシは年とったら認知症で旅にでる。
そしてOちゃんはサイバーオババ、略してサイババとなって全地球を制覇する。

地の果てで、さ迷う老境のホビット。
世界を睥睨(へいげい)するマイペースキラキラおばば。
その2人のドラマだけで薄い本一冊出せるけど、何の話だっけ?


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