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キスより蕩けたヒメゴトを
第1章 【セピア色の二人は】




反射的に唇を隠す様に押さえる。
これから仕出かすその行為に教師、と言う前に欲求不満で処女な彼女には声と音だけで十分そそる。
ガラリと自分の中にいた教師というレッテルは一瞬で剥がされ


沙織は恐る恐る教卓の隅からゆっくりと後ろの方に目を配らせた。





その光景を見た刹那、

沙織の身体は熱くなった。




セピア色に色付いた教室で盗み見たそれは




女生徒が机の上に上半身乗って弓なりにそった綺麗な身体のラインが目に入った。



(あれは…香山(かやま)…さん?)





茶色の髪色に派手目なメイク。短いスカートに他愛なくクラスメイトと話す明るい存在。…沙織の受け持ち生徒だ。

そんな彼女がだらしなく大口開けて呼吸を必死に繰り返しているのが見える。




彼女の足の間に身体が滑り込み相手の首筋に顔を埋めている男子生徒が沙織の光景に映った。





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