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キスより蕩けたヒメゴトを
第1章 【セピア色の二人は】
「は…ぁ…ん…言わせないで…」

「言わなきゃ、分からないでしょ?」



くすくすと小さく笑いながらわざとなのか乳房の中心を避けながら周りを撫でていく。

そんな二人の光景を見ながら沙織は自覚する。
自分の教え子達に夢中になってしまっていると…。

感じてしまっている、と。





「……の」

「うん?」

「…おっぱい…舐めてほしいの…ぉ」




その言葉を聞いた瞬間、恵斗はニヤリと笑って




「よく言えました」



と、揉んでいた手で乳房の中心を弾いた。それから貪る様に唇で胸にキスを落とすと舌先で頂をつつく。

その刹那、彼女は顔を上げ、天井に向かって喘いだ。







「ぁあ…はぁ…やぁ…ンッみ、三矢く…」



高く、響いた誘う様な声。


ビクンビクンと震えだす沙織の中から込み上げる興奮は自分じゃないのに見ているだけで…溺れていきそうな感覚に陥った。



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