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キスより蕩けたヒメゴトを
第1章 【セピア色の二人は】

(ていうかどうしよう…!)
教え子達が不純な事を。
ここは教師として報告するべきか。注意するべきか。
だけど私の声が…。
でもやはりここは大人として。教師として。
大事にしない様に注意を施そう。それが沙織なりの決意で優しさでもあった。
自分が高校生だった頃。拒んでしまったけれどもし拒まなかったら…と思うと思春期の気持ちが分からなくも無い。
(だけどケジメはケジメ)
そう胸に決めるけど困った事に一つ。
「……やばい…濡れてる」
いつもはズボンかジャージなのに今日に限っては始業式で膝が隠れたスカートを履いていた。その布越しから感じ取る湿り気に沙織は頭を垂らす。
「……最低すぎる」
いくら欲求不満とはいえ。身体は正直すぎて萎える。おずおずと触れた胸にさえピクリと反応してしまう。
「……ん…ふ、ぁ…」
どうしよう…と思う。
胸にワンタッチしただけで帯びる熱。その手は徐々に荒々しくなって、自分の胸を撫で揉んでいた。
先程繰り出された行為を頭の隅に。
「……あふ…」
室内に響く虚しい一人声。
押し殺す様に歯を食いしばっても喉奥から出る唸り。
感じてる…
シャツの上から撫で回し、時折頂を潰す様に攻め立てる。次第に固くなってきたのがブラ越しでも分かる。
(だめよ…ここ学校…)
我慢しなくちゃ。
そう思うのに攻めた指は止まることを知らない。

