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キスより蕩けたヒメゴトを
第2章 【それは禁断な秘め事】

「今頃よろしくヤってるんじゃない?だからさ、」
「…!?三矢くん…や、やめなさい離して…っ」
それから空いた手で素早く沙織の腰周りを片腕で回すとぐっと身体を密着させて、恵斗は彼女を見下ろした。
近距離で合う瞳。教卓を背にもたれかかる彼の前で足が自然と交差に絡む。
(ぁ……)
びくんと沙織の腹部に何かが当たるその正体を気付くのに時間はかからなかった。…彼の性器は膨らみ自分へと向けていたのだ。
「……先生…俺、欲情しちゃった」
子供が強請る様な物言いに不覚にも沙織はきゅんと落ちてしまった。教卓の上にスマホ置いた彼を目に奪おうと手を伸ばす沙織の手を絡みとって恵斗は沙織の首筋に顔を埋める。
「……三矢くん…!だめ…っ!や、やめ」
ーーチュッ…
返事はリップ音でかき消される。
片腕は腰周り、片手に自ら絡む沙織の手。元々熱された二人の間に再び燃え上がるものはあっという間だった。
「……や、ぁ…」
吸い付く肌の感触に沙織は鳥肌がたった。かかる彼の柔らかな髪がひとつひとつ撫でる様な感覚に息が身悶える。時折舐められるのを感じ取るとざらついたその舌に首筋這わすのを耐えきれず沙織はぎゅっと目を瞑った。

