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キスより蕩けたヒメゴトを
第2章 【それは禁断な秘め事】






(守川先生……!?)




守川とは沙織と同じ季節に赴任してきた唯一の同期で同年齢の若い男の先生だ。体育を専門にした彼は女子からの支持率が高く男子からも好かれた沙織とはギャップがある。
そんな守川が自分を捜している。そう察すると縛られている手を恵斗に突き出す。



「解いて三矢くん!!」

「教室にはいなかったって伝えたから来ないよ?」

「そういう問題じゃないの…!こんなの、駄目よ…っ!そもそも私守川先生と巡回しなくちゃいけな、ぁ…っ」



言い終える事も出来ず。解く様子もなく、恵斗は沙織の胸を掴んだ。掴んだ指の隙間から食い膨らむ豊満なそれは服の上からでも分かる。






「これからヤる相手の前で他の男の名前出してほしくないんだけど」

「んん、ぁ…!」



再び黒板に縛られた腕を押し付けられ恵斗は片手で器用に沙織の胸に触れていく。揉んで、撫でながらゆっくりとなぞる様な仕草に沙織は少なからず意識してしまう。




「先生…犯されそうになってるのに感じてない?」

「三矢くん…お願い、やめて……」

「まだそんな事言ってるんだ?」



無駄なのになぁ
そう口にするも最後に恵斗ははだけたシャツの隙間から指を這わす。その瞬間、びくりと沙織の身体は神経を尖らせた。




「はぁ…ン…」



先程自分の指で、ペンで弄っていたものとは違い電流が駆け巡った様に痺れる。誰にも触れられた事のない所を今、教え子に触れられている。見られている。

じわじわと教師という理性が保てなくなるほどに彼の指使いは官能的なものだった。




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