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キスより蕩けたヒメゴトを
第2章 【それは禁断な秘め事】

「気持ちいいんだ…?」
「……っ」
「よかった」
「!ぁ、ぁぁん、ふっ…んんぁっ、っぁうぁ」
言葉にしたら駄目だと思った。気持ちいい、だなんてそんな受け入れる様な言葉。
恵斗は嬉しそうに目を細めて秘部に息をかけると舌を中に埋めながら指でクリトリスを引っ掻いた。
その瞬間、刹那に沙織の快感が全身に駆け巡り黒板から離れ弓反りにどうしようもない身体が蠢く。乳房がぷるんと揺れて拘束された手は自由にならず苦しいものになる。
ミシミシと音をたてるネクタイが更に強みを増して締め付けていく。
「…はぁ…せんせ、…いい顔してる。最高の眺めだね」
とろんと蕩ける様な顔は恵斗もだった。下から自分を見つめている彼の顔。学校では見られない裏側の姿。
優しそうな彼が。いつも教室で友達と楽しそうに話す彼が。自分の手伝いをしてくれる彼が
こんな狼に変貌して、自分の身体に這わすだなんて。
今日まで、今まで予想出来なかったし頭にも過ぎらなかった。
息を肩で整えながら沙織は彼を見つめ、そんな事を思う。もうここまで来てしまって後戻りは出来ない。
声をかけようと唇を開いたその時だった。
「…星乃先生?」

