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キスより蕩けたヒメゴトを
第2章 【それは禁断な秘め事】

「ふぁ…っ、ンン…!」
恵斗の口内でくぐもる沙織の嬌声。先程のキスより呼吸を理解したのか鼻で息をするがそれでもまだ息苦しい。
角度を変えられ、スルリと恵斗の舌が沙織の歯列をなぞり絡めとる。
ーーチュッ、チュ…チュパ
両脚の間に恵斗が入り込み手は秘部を弄りこみながら。沙織は無意識に恵斗の胸に縛られた両手を添えて唇に集中していた。
痺れる 痺れる 痺れる。
何回も鳥肌が立ちチカチカと視界が点滅する。
「ん、ぁ…あ…んっ、ふぁ…ぁあん…や、ぁ聞こえ…ゃ」
「…もう守川は行ったよ。よく我慢したね、凄いスリル。堪らなかった」
集中していたせいか恵斗の声でやっと守川がいなくなったと理解すると沙織の背中から冷や汗がひとつ、垂れた。知らず出た喘ぎ声。ばれたかと思いもう駄目だと思っての覚悟だったのに。
それほど恵斗のテクニックに酔いしれ、我慢出来ずに。
「い、じわるばかりして…!ほんっと最低…っ!」
こっちは我慢していたのに。必死に声を殺して、それなのに身体を弄られ囁かれ一人で頑張っていた事に怒りをこみ上げていた沙織だったが恵斗の顔色は反省が窺えない。
「ごめんね。可愛かったからつい」
「ひゃ、ぁ…ぁぁっあ…!」
クリッ
秘部の先端をひねられ沙織の背中が反りまた少し恵斗と距離を縮めた。
目の前で揺れる乳房に軽くキスをすると恵斗は
「…もう、俺も…やばい、かな」
教卓からクタクタな沙織を無理矢理引きずりだす。足がもたついてしっかり立てない沙織は教卓の上で上半身を預けそばにあった恵斗の携帯を見つめた。
(今なら…奪える…のに)
先程ここに守川がいて。この携帯に助けられ。
手を必死に伸ばすのに沙織の頭の中で初めて襲う感覚に余裕が浮かばない。

