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キスより蕩けたヒメゴトを
第2章 【それは禁断な秘め事】

その言葉を聞いた瞬間、それにしっくりきたのか沙織はビクビクと痙攣させ肌を震わせた。
「ぁ、ぁっ、ァァ…イ…く…っ?」
「…ん。そう。沙織はイきそうになってるんだよ、自分の教え子に」
ーーヂュプ…ヂュッ…
「ああん、はっ、は…ぁっ!は」
短く切れる息に沙織はずれた眼鏡を直す余裕も無く、激しく突く秘部への舌使いと言葉攻めに快楽と限界と何に集中して良いのか分からなくなる。
ただもう、今は欲しくてたまらない。
その一心のみで。
「…もう…ッ」
辛そうな声が背後で囁く。気付けば振り返る前に恵斗はぴったりと沙織の背中にくっ付いてそのまま淵に手をつけた彼女の手の甲を滑り、その呪縛をシュルリと解いた。
「み、三矢くん…?」
「ごめんね先生…赤くなってる。痛かったよね…」
自由になった両手を見れば手首は赤く色付いて、ネクタイの跡がくっきりと残っていた。
それが全てを物語る証だと改めて理解したら沙織は顔まで赤くさせて何も言えず乱れた呼吸を整える。
が、
ーーヌチャ…
「ひぁ…!?ぁ」
その呼吸は一度きりで、すぐ様また余裕の無い喘ぎが室内に響いた。

