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キスより蕩けたヒメゴトを
第3章 【真っ暗な闇に堕ちる】

『……三矢くん、あなた……
何をしたか分かってるの…!?』
彼女は泣きそうになった。
好きでもない、しかも教え子と。大切な処女、その時までとっておこうとしたセックス。
これじゃまるで強姦だ、と。
『責めるのは可笑しいですよ。
あんなにアンアン喘いでた癖に。やめてたら足りなかった癖に。
気持ち良かったんだろ?』
『!やめて、っ』
沙織の頬に触れ様とする恵斗の手から逃れ沙織は身を引く。その態度が気に食わなかったのか彼は引いても尚、近付くと沙織の髪、一束手にして
そのまま、口付けた。
『…忘れないで。立場が危ういのは俺じゃなくて先生だって事。
秘密をバラされたくなければ…ね』
クスリと微笑んだ彼の片手には自分の喘いでた動画を取られた恵斗の携帯を見て沙織は青ざめた。
もう逃げられない…と。

