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カルボナーラと恋
第2章 更に雨
どこかでお昼の鐘が鳴る。

健二君が来たのは10時半くらいだったのに、もうお昼。


経済学の話の後、健二君は、尊敬するうちの息子(ウフッ、まがりなりにも、他人に尊敬されるようになったか)と同じ九大を受けたのだけど、不合格で一浪していること。

浪人が決まったら、彼女は東京に行ってしまい、事実上振られたことなどを聞いていたら、なんと一時間以上経っている。

「まあ、こんな時間、お昼食べていくお時間あるかしら」

「あ、もうこんな時間ですね。すみません。おいとましなければ」

そう言いながら、彼は、立ち上がろうとしたのだけど、なぜか中腰になったまま、モジモジしている。

「やっぱりお腹が空いているのよね。若いから」

そう言いながら、マグカップを下げようとした。

私がうつ向きになって手を伸ばした先に健二君の目があった。

あらら、視線が胸元の谷間に注がれている。なんて思ったら、なぜか真剣な彼の目と視線が合ってしまった。

彼ったら、また、真っ赤になっている。



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