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カルボナーラと恋
第2章 更に雨
「もっとすごいことも書いてあります。」

「ふーん、どんなこと」

「デビッド・ヒュームって、ご存知ないですよね」

「ええ、聞いたことないわ。高校で習ったこともないし」

「そうなんです。デビッド・ヒュームって、英語で哲学を説いた最高の学者と言われ、かのカントをして『あいつは凄い』と言わせた学者なのです。それなのに義務教育の教科書には載っていないのです」

「それは変よね。どうしてかしら。」

「わかりません」

「ふーん、でも、とてもスマートな好男子だったのね。健二君みたいに」

私がそう言うと、健二君は真っ赤な顔を更に赤くしてこう答えた。

「いえ、それが肥満体で醜男の部類に属するような男だったそうです」

「肥満体で醜男なら、ユーモアに満ち溢れていた!」

「そ、そうです。頭のいい人はユーモアが欠かせません」

健二君は熱弁を奮っている。私は久々に知的な会話にウキウキした。



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