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カルボナーラと恋
第5章 花火
浴室でシャワーの音がする。柳原さんが起きたのだ。

振り向くと先日のように健二君はキッチンテーブルに座っている。

「はい、珈琲」

「あ、ありがとうございます」彼も誰かいる気配を感じたようだ。

私はちょっとドキドキし始めた。
なんとかしなくっちゃ。

「健二君、携帯持ってるよね」

私は、ハンドバッグから携帯を取り出して彼の前に立って言った。

「はい」

「携帯番号の交換をしない?」

「はい」

彼と携帯を向かい合わせて、データ交換をしていると

「やあ、おはよー。携帯をそんな風にしていると二台の携帯がHしているように見えるね」

笑いながら、スーツ姿の柳原さんが現れた。


健二君はビックリしたのか、突然立ち上がり、

「す、すいません。おいとまします」

と言って出て行ってしまった。

「あれ~。困った。僕はなんか悪いことしたかな。脅かしちゃったみたいだね」

柳原さん、戸惑って、頭をかいている。


「思春期だから人見知りが激しいのね。芳広の高校の後輩なの」

「ふぅん」

思案げにうなずくと、柳原さん、ジーッと私を見つめた。

そのままにじり寄ってきて、ひょいと私を抱き抱えてベッドに連れて行く。

「ねぇ、どうするのよ」私は足をバタバタしたけど彼の力が強くて抵抗できない。

それに、いつも優しい目をしているのに、いまはなんだかギラギラしている。


寝室に着くと、
「し~っ」
と指先を唇に当て、私のスカートのジッパーを下げ、一気に下着とブラウスを剥ぎ取った。

ブラウスのボタンがビシッビシッっと音をたて、ベッドサイドに飛散した。



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