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NOROI〜呪い〜
第11章 ラッキーカラーの呪い?
優柔不断な彩(あや)は何を着ていくか悩みすぎて会社に遅刻ばかりしている。
自分のことをダンディーだと信じて疑わないチョビ髭上司の機嫌をとって誤魔化すのにも限界があった。
(でも、今日からは大丈夫!)
毎朝見ている星座占いのラッキーカラーで服を決めることにしたのだ。
彩は占いに従ってパステルピンクのスーツに身を包み、意気揚々と部屋を出た。
いつもより早いギュウギュウ詰めの電車内で、彩は尻に違和感を感じる。
(まさか…痴漢?)
痴漢は大胆にもスーツの胸元から手を入れてブラの上から乳房をやわやわと揉みしだき、タイトミニを腰まで捲り上げて彩の尻に堅くなった股間を押しつけてきた。
(イヤ!…でも、ああ、気持ちいい…ッ)
そう、痴漢はテクニシャンだった。
会社の最寄り駅に着く直前、
「はぁんんッ」
とうとう彩はイッてしまった。
ドアが開き、人波に押されてホームに下りた彩がフラリとよろけると、
「大丈夫かい、彩くん」
聞き覚えのある声がして身体を支えてくれる。
そのままホームのベンチまで彩を連れていき、
「少し休んでから来るといい」
彼女が顔を上げて礼を言う前に背中をポンポンと叩いて去っていく。
(誰だっけ?)
声の主を思い出せないまま、唯一視界に入った淡い桜色の靴下だけが印象に残った。
〜続く〜
自分のことをダンディーだと信じて疑わないチョビ髭上司の機嫌をとって誤魔化すのにも限界があった。
(でも、今日からは大丈夫!)
毎朝見ている星座占いのラッキーカラーで服を決めることにしたのだ。
彩は占いに従ってパステルピンクのスーツに身を包み、意気揚々と部屋を出た。
いつもより早いギュウギュウ詰めの電車内で、彩は尻に違和感を感じる。
(まさか…痴漢?)
痴漢は大胆にもスーツの胸元から手を入れてブラの上から乳房をやわやわと揉みしだき、タイトミニを腰まで捲り上げて彩の尻に堅くなった股間を押しつけてきた。
(イヤ!…でも、ああ、気持ちいい…ッ)
そう、痴漢はテクニシャンだった。
会社の最寄り駅に着く直前、
「はぁんんッ」
とうとう彩はイッてしまった。
ドアが開き、人波に押されてホームに下りた彩がフラリとよろけると、
「大丈夫かい、彩くん」
聞き覚えのある声がして身体を支えてくれる。
そのままホームのベンチまで彩を連れていき、
「少し休んでから来るといい」
彼女が顔を上げて礼を言う前に背中をポンポンと叩いて去っていく。
(誰だっけ?)
声の主を思い出せないまま、唯一視界に入った淡い桜色の靴下だけが印象に残った。
〜続く〜