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NOROI〜呪い〜
第20章 牛乳の呪い
雨の夜、牛乳を買いに行かされた。

それだけでも腹立たしいのに、
「え〜!牛乳を頼んだのに何で低脂肪乳なんか買ってきてるの!?あ〜あ、寝る前にホットミルクが飲みたかったんだけどなぁ…まったく役に立たないんだから!!」
この言いぐさだ。

さすがの僕もブチ切れた。

「これしかなかったんだ、特製のホットミルク作るから我慢してよ」

僕はリビングの彼女に作り笑いで言って、コップ片手にしゃがみこむと目を閉じてお気に入りのAVを脳内再生し、一気にムスコを擦ってコップをザーメンで満たした。

この搾りたて特濃ミルクと低脂肪乳をミルクパンで温め、臭い消しにメープルシロップを垂らして出来上がりだ。

彼女は不満顔で僕の差し出すマグカップを受け取ったが、一口舐めて目を見開いた。

「美味しい!!」

「そ、それは良かった…」

精液入りミルクを幸せそうに飲む彼女を見て溜飲を下げた僕は、自分では二度と使いたくないコップとミルクパンを簡単に洗ってそれぞれ専用ゴミ袋に入れた。



2日後、
「ねぇ、この間のホットミルク、また作ってぇ」
彼女が甘えてきた。

「え…ッ」

正直、面倒くさかったが、断ると変に怪しまれそうなので仕方なくキッチンへ向かう。

特殊ゴミの収集日がまだで良かった。ゴミ袋からコップとミルクパンを取り出し、準備に入る。



そして僕は、自家発電に集中するあまり裸足の足音に気づくのが遅れてしまった。

ぺた…

「何…してるの?」

「ヒッ!?」

ぺた…
ぺた…

凄まじい殺気を感じ、恐怖でムスコが縮みあがる。

「ねぇ…」

ぺた…
ぺた…

「答えてよ…」

ぺた…
ぺた…

ぺた…
ぺた…



ピタッ







%#&§☆$£ΨΩ――ッ!!



(終)
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