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NOROI〜呪い〜
第4章 顔ダニの呪い
アパートの隣に住む大学生は中肉中背で、ひどいニキビ面をしている。
大学生にもなってニキビが治らないなんて、絶対に顔ダニがいるはず!
だから、あたしは密かに【カオダニ】と呼んでいた。
そんなダニが、自他共に認める美少女のあたしにラブレターなど寄越したのは昨日のこと。
もちろん目の前で破り捨ててやったわ。
「ふぅ、サッパリした」
シャワーで汗を洗い流したあたしは、今夜の合コンに備えて勝負下着を身につけた。
すると携帯の着信音が鳴り、合コン関連の連絡と思って発信者も確かめもせず、あたしはメールと添付ファイルを開く。
「ひッ!!」
それは、あたしが今穿いているパンティに顔を埋めたカオダニの自撮り写真だった。
「な、なんで…」
「カギ開けっぱなしで呑気に風呂に入ってんのが悪いんだろ!」
いきなりダニの声がして、あたしは羽交い締めされてしまう。
カギが開いてたからって女の子の部屋に入り込んで携帯まで弄るなんて、どこまでサイテーなの!?
「知ってるぞ、ブログで俺のことカオダニって呼んでるだろ?それでも好きだったのに…!」
ラブレターを破ったことを怒ってるみたい。
「写メ見ただろ?パンツに顔ダニ移してやったんだよ…なぁマンコが痒くないか?ほら、掻いてやるよ」
「やだぁ!あッああんッ!!」
「マンコがヒクヒクしてるぜ?突っ込んで欲しいんじゃないのか?」
「ああんッ欲しい、太いの欲しいぃ」
あたしは我慢できずに叫んでしまった。
「淫乱女め!!」
「あああ〜ッイイッこれ凄くイイ〜ッ」
――――こうして、あたしはカオダニの彼女になった。
今では彼のニキビを見るだけで疼いちゃうの。
メンクイのあたしが、こんな顔を好きになっちゃうなんてきっと顔ダニの呪いね!!
(終)
大学生にもなってニキビが治らないなんて、絶対に顔ダニがいるはず!
だから、あたしは密かに【カオダニ】と呼んでいた。
そんなダニが、自他共に認める美少女のあたしにラブレターなど寄越したのは昨日のこと。
もちろん目の前で破り捨ててやったわ。
「ふぅ、サッパリした」
シャワーで汗を洗い流したあたしは、今夜の合コンに備えて勝負下着を身につけた。
すると携帯の着信音が鳴り、合コン関連の連絡と思って発信者も確かめもせず、あたしはメールと添付ファイルを開く。
「ひッ!!」
それは、あたしが今穿いているパンティに顔を埋めたカオダニの自撮り写真だった。
「な、なんで…」
「カギ開けっぱなしで呑気に風呂に入ってんのが悪いんだろ!」
いきなりダニの声がして、あたしは羽交い締めされてしまう。
カギが開いてたからって女の子の部屋に入り込んで携帯まで弄るなんて、どこまでサイテーなの!?
「知ってるぞ、ブログで俺のことカオダニって呼んでるだろ?それでも好きだったのに…!」
ラブレターを破ったことを怒ってるみたい。
「写メ見ただろ?パンツに顔ダニ移してやったんだよ…なぁマンコが痒くないか?ほら、掻いてやるよ」
「やだぁ!あッああんッ!!」
「マンコがヒクヒクしてるぜ?突っ込んで欲しいんじゃないのか?」
「ああんッ欲しい、太いの欲しいぃ」
あたしは我慢できずに叫んでしまった。
「淫乱女め!!」
「あああ〜ッイイッこれ凄くイイ〜ッ」
――――こうして、あたしはカオダニの彼女になった。
今では彼のニキビを見るだけで疼いちゃうの。
メンクイのあたしが、こんな顔を好きになっちゃうなんてきっと顔ダニの呪いね!!
(終)