この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
冷たい月を抱く蝶
第5章 少女と着物

「では、この生地で着物をお作り致します。作るのに、日数ほどお時間がかかりますが、よろしいですか?」
「ああ、構わん。では頼んだ」
おじ様は返事をすると、お義父様と握手をして屋敷から出ていった。
私は初めて着る着物にワクワクした。一人でニコニコしていると、お義父様が私に話しかけてきた。
「どうした瞳子?」
「何でもないわお義父様。ただちょっと、楽しみなの私。だって初めて着物を着るんですもの。ワクワクしてしまうわ」
「ふふふっ、そうか。実は私も楽しみなんだよ。きっとお前の着物姿は、綺麗だろうな」
「まあ、お義父様ったら…!」
私はその言葉に頬が赤くなった。手が肩に触れると、私は彼の隣に寄り添ったのだった――。
「ああ、構わん。では頼んだ」
おじ様は返事をすると、お義父様と握手をして屋敷から出ていった。
私は初めて着る着物にワクワクした。一人でニコニコしていると、お義父様が私に話しかけてきた。
「どうした瞳子?」
「何でもないわお義父様。ただちょっと、楽しみなの私。だって初めて着物を着るんですもの。ワクワクしてしまうわ」
「ふふふっ、そうか。実は私も楽しみなんだよ。きっとお前の着物姿は、綺麗だろうな」
「まあ、お義父様ったら…!」
私はその言葉に頬が赤くなった。手が肩に触れると、私は彼の隣に寄り添ったのだった――。

