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冷たい月を抱く蝶
第6章 狂気への目覚め

次の日、屋敷に着物職人のおじ様が訪れた。

出来たばかりの着物が箱の中入っていた。箱を開けて着物を中から取り出した。

着物は艷やかな色に、蝶の模様が描かれていた。

「まあ、素敵な着物…!」
「お父様見て…!」

私は箱の中から取り出した着物を父に見せた。父は着物を見ながらおじ様に話した。

「いい出来映えだ。これなら報酬を弾もうとしよう。さあ、遠慮なく報酬を受けとりたまえ」

父はそう話すと、小切手をおじ様に渡した。おじ様は小切手を受けとると、驚いた表情をした。

一体いくらの報酬を受け取ったのだろう?おじ様は、何度もお義父様に頭を下げていた。

私は着物を手に持ちながら、お父様に感謝の気持ちを伝えた。

「ありがとうおじ様…!」
「私、この着物。ずっと大切にするわ…!」

「いいんだよ。私もお嬢ちゃんのおかげで助かった。これならこの国でも頑張れそうだよ」

「まあ、おじ様ったら…!」

私はそう話すと、クスリと笑った。おじ様は最後に頭を下げると、屋敷から出て行った。
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