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学園物えっち短編集
第7章 俺の庭
「透真くーん?ほら、家帰ろう」
俺のダメージはかなり大きくて、日曜はずっと自分の部屋で塞ぎこんでいた。
学校に行くのに部屋を出るとこういう時優真は俺の残念な話を知りたいのか、かなりしつこく付きまとってくる。
帰りまでわざわざ俺のクラスに迎えに来やがる。
俺は優真が着いてきて話し掛けて来るのを無視して学校を出た。
校門をでた時だ。
「あ、あの子透真の彼女じゃん 」
「……は?俺にいつ彼女が…!?」
顔を上げるとなんと結愛が目の前に立っていた。
優真もいる…
結愛からしてみたら俺は誰なんだって事になるよな…
今日は雨に打たれてもいないし、完全にいつもの俺だ。
優真も結愛の事気になってたようだし上手く話合わせてくれるだろう。
結愛は驚いた顔をして俺と優真を見ていた。
「あー…俺お二人の邪魔だよな…後はお若いお二人で!」
結愛に気付かれないように優真の背中をトンッと突いて上手くやってくれと合図を送ってその場を立ち去る。
これでいいんだ…。