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学園物えっち短編集
第7章 俺の庭
「優真君待って…」
優真…まだ俺に着いてきてるのかよ!
後ろを振り返ると優真は全く動いていなくて結愛が俺を追い掛けて来ていた。
なんで!?
「はーい。優真は俺だけど?」
「へ?でも…えっと…あ!優真君のご兄弟の方ですか?初めましてッ!あれぇ…名前一緒?」
??
「優真と似てるけど!俺は優真の双子の兄の方だから…優真はあっち」
「?」
結愛はキョトンとしていた。
キョトンとしていたのめ束の間結愛は涙目になっていた。
「…ふェッ…一昨日…一緒に出掛けたの忘れちゃったのぉ?」
「あーあ。透真、女の子泣かしてる」
「違う!いや!覚えてるよ!じゃなくて!優真とだろ!?あー…ごめん…俺が優真のふりしてたんだ…」
「へ?…優真君のふり?どうしてぇ?」
「結愛が優真の事気になってるみたいだったから優真になりきったんだよ!」
「でも私…本物の優真君会うのも見たのも初めてだよぉ?」
「え?だって優真の事どこかで見かけて一目惚れしたんだろ!?」
「私…その見掛けたの…えっと…透真君の方だよぉ…見間違えないもん」
「はぁ!?いつ!?」
「1ヶ月くらい前かな…駅前の大きなスーパーの先の十字路で自転車が飛び出して来た時にそこにいた小さい女の子が驚いて転んじゃって泣いてる所に透真君が駆け寄って立たせてあげてて、その飛び出した自転車をすごい勢いで追い掛けて捕まえて飛び出して危ないって怒って注意してたの」
「あぁ…あそこの十字路よく自転車が飛び出して来るからイラッとした時だ」
今まではあまり交通ルールとか気にしていなかったが、バイクの免許を取って道路に出てから自転車の交通ルールの悪さに敏感になっていた。